2002.4.6(金)
林が紅紫に彩られる
コバノミツバツツジ群落
善住禅寺・富士神社
宝飯郡音羽町萩


今年は一様に何もかもが咲き急ぎ、北国の遅い春のように一斉に花開きます。
花の寺とうたう善住禅寺でも、まさに花々の饗宴たけなわといったところです。
花桃・利休梅・椿・枝垂桜・御衣黄桜・六甲菊桜・かすみ桜そしてコバノミツバツツジ。
普通のみつばつつじよりも葉っぱが小ぶりで、それが名前の所以でもあります。
山あいの富士神社を囲むように約3000本のコバノミツバツツジが群生する様は、
林の中を縫うように紅紫色のじゅうたんを敷き詰めたようで見事です。
  
左端の写真は、善住禅寺の境内にある幹周り95cm枝張り5m樹高3・30mの群生地最大の老木です。
幹がそのまま太くならずに、根元から幾本にも分かれるようにして成長するのでどの株も幹は細く、これ
だけの太さと大きさを持つには、かなりの年月が必要と思われます。残念ながら、樹齢は分かりません。