2002.4.18
曼荼羅寺公園の藤
江南市前飛保町寺町202

曼荼羅寺
 後醍醐天皇の命により造営された西山浄土宗の古刹で、尾北地方にお
ける最も格式の高い霊場。寺域は1300坪、檜皮葺の正堂を中心に庫裏・
大書院、小書院・曼陀羅堂・地蔵堂鐘楼・宝蔵・中門・南門(矢来門)
が甍を連ねる。山内にはさらに塔頭の8か寺があり、尾張徳川藩より寺領
231石余りを給地されていた名残りをとどめる。

公園内には12種類約120本の藤と約300株のボタンが植えられ、加えてのびのびと
茂った大木と鮮やかなツツジに彩られて、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

行った日は藤まつりの直前で、まだ屋台もBGもなく、池などの清掃をしている状態でしたの
で、ゆったりと公園内を巡ることが出来ました。寺々もそれぞれに工夫を凝らした庭造りをして
いて、飽きることがありません。よく手入れをされて見事な「花みずき」や「ドウダンツツジ」が
特に目を引きました。苔に覆われた庭や山水風の庭、どれ一つとっても同じものがなくコン
パクトではありましたが、楽しいものでした。藤も12種類あると、早咲き遅咲きがあって、全部
が見頃というわけにはいきませんが、赤や白や紫の房が、風に吹かれてゆったりなびく様は
藤ならではの風景でしょうか。ただ桜の木に関しては、「サクラ」とのみ表示されていたのが、
妙におかしくもありました。境内の木もそれぞれに風格があって年月を感じさせられました。

白カピタン 赤カピタン 八重黒竜
野田一歳 じゃ香 九尺

まだ蕾もかなりありましたが、ボタンに関してはピークを過ぎたようです。
それでも優雅で迫力のある見事な牡丹です。見とれてしまいました。
  







バックは野田一歳藤です。