2004.3.20(土)&23(火)
藤七原(とうしちばら)湿地のシデコブシ群
田原市田原町

衣笠山東斜面麓に広がる藤七原湿地

衣笠山東斜面の麓に広がる湿地帯に、東海地方最大といわれるシデコブシの群落地
があります。春分の日の20日に見に行ったところ、開花したばかりのようでした。花を待ちわび
た人達が,入れ代わり立ち代わりやってきます.入り口付近の広地でケンケ−ンとキジの鳴く
声が聞こえ、高い木立からはコジュケイの忙しない鳴き声がしますが,いずれも姿を見ることが
できませんでした。遠くでウグイスの鳴くのが聞こえます。ヒヨドリらしき声も聞こえます。群落地に
進むと、シデコブシ特有のくねくねした枝がたくさんの蕾を付けていました。そして、処々かじら
れた跡のある蕾も見られます。ヒヨドリの仕業でしょうか。昨年、黒河湿地でかなりのシデコブシ
がヒヨドリの被害に遭っているのを見ましたが・・。渥美群渥美町の椛(なぐさ 国の天然記念物)
やその近くの伊川津(県の天然記念物)のシデコブシ群落はよく知られていますが、残念ながら
こちらは今だ市の天然記念物に甘んじているようです。道を挟んだ向い側の大きな桜の木から
コゲラらしき鳴き声がしましたが、やはり姿を見つけることが出来ませんでした。まったく残念!

木々の中のシデコブシ群。ここはまだチラホラ咲くだけで蕾が多い。4月上旬くらいが見頃でしょうか。
湿地入り口の駐車場横のシデコブシの木。3部咲きくらいで、ここが一番華やかです。 3/23

シデコブシ三色
湿地の中で見たモミジイチゴ。池の周りで見たモンシロチョウと元気な柴犬。勝手知ったる道のようで、さっさか歩いてゆきます。