2010.6.10(木)

大池のバン幼鳥

豊川市八幡町大池
八幡町の都市計画道路・大池線築造工事の為に、ほとんどを潰されてしまった大池ですが、その脇に新たにコンクリートと柵に囲
まれた調整池が出来、カイツブリが潜り、ツバメが何度も水面を叩きつけるように飛んでいました。その横、わずかに三日月型に残された
自然豊かだった名残りの大池で、バンが子育て中と聞き、作手の帰りに寄り道です。写真は、後日訪れた時に見たアオサギとカルガモ。

 その名残りの大池の端っこ、どうなってるのかと何気なく見ると、アオサギがバサバサ飛び立った後に、カワラヒワが残っていました。

 端から少しずつ移動して探すと、バンの幼鳥が2羽、倒した草の上に佇んでいるのが見えました。距離もあり、そっと近づい
て覗いたつもりでしたが、見つかってしまいまいました。1羽がすばやく飛び込んで消えてしまいました。残り1羽も、よそ見している
間に居なくなりました。幼鳥は3羽とのことでしたが、見かけたのは2羽だけ。親も留守でした。目玉が大きくて頭の毛が少し生えか
かった、地肌の見える幼い子達。愉快な可愛い怪鳥♪でした。ちなみに、ヒヨドリの幼鳥を初めて見た時は、翼竜かと思いました。

これは2005年10月に刈谷市の高田池で撮影した若鳥になったバンです。まだまだ一回り小さく、親と一緒にホテイアオイを食べ
て葉の上を大きな足で歩き回っていました。体色は親と近くなりましたが、頭部前面から嘴にかけての特徴ある赤色はまだまだです。

 後日、鳥さんがいるかなと覗くと、アオミズアゲハが吸水していました。舞い上がってはまた降りて、を繰り返していました。