2010.7.5〜17(月・木・金)

水辺で命の営みを

新城市長篠字弥陀の前256番地 医王寺
 長篠の戦いで、武田勝頼が切ったとされる、医王寺の伝説の弥陀池の片葉の葦です。今まで何回となく眺めては、そんな
ことあるわけ無いかと諦めていましたが、今回再度眺めてびっくり、あった! 2本が、上部分だけですが、それらしく見えました。ただ、
最初に確認した後は、倒れちゃったか絡まったか元に戻ったか?その後、見つけることは出来ませんでした。鯉が水際をゆっくり移動
して行きます。トンボが食べられちゃう? ポチャンという聞き覚えのある水音がして、カワセミらしき影が低く垂れ込めた枝に止まりまし
た。池の一角に少し水が澄んだ箇所があって、 ハヤが集まっていました。一見、何も無いように思いましたが、命をはぐくむ水でした。

 弁天池のアメリカザリガニたち。一定の距離を保って、ハス池を占領しています。左上では2匹のザリガニが一触即発状態。強
い方がまっすぐ進んで、小さいのが瞬時に横っ飛びして逃げます。もうもうと泥が舞い上がって、身も隠れます。ただ、ハス池にとって、ザ
リガニは天敵。ハスの芽を食べられたら、もう葉が出ません。画面のように底が丸見えになっているのは、被害にあっているからでしょうか。

 弁天池のハスの実の上で交尾中のシオカラトンボです。葉にとまるオオシオカラトンボを シオカラトンボが追い払います。
すばしこくって気が強いのか、体が大きいオオシオカラトンボがおっとりしているのか、とにかく追って追って追い払って、再び戻って
来てもまた追い払って、縄張り争い真っ只中の2匹のトンボがちょっと居なくなった隙に、やって来た連結シオカラトンボです。このあ
と、雌が単独で産卵にはいると期待して待ちますが、いくら待っても微動だにしません。結局、人間のほうが、諦めてしまいました。

 広くても、産卵に適した場所は限られているようです。弥陀池で、2組の連結クロイトトンボが産卵中。その近くでもう1組を見
かけました。さらにもう1組が産卵場所を探して飛び回っています。単独のクロイトトンボもやって来て、水面に映る影の世界も面白い。





トノサマガエル アメンボ

コオニヤンマ オオシオカラトンボ シオカラトンボ

コシアキトンボ ハラビロトンボ クロイトトンボ

キチョウ イチモンジセセリ コチャバネセセリ

ムラサキシジミ ベニシジミ ツバメシジミ

ヒメウラナミジャノメ キアヤヒメノメイガ アトジロエダシャク幼虫

マルボシハナバエ ショウリョウバッタ幼虫 シマサシガメ






 近くの草むらでネジバナが咲いていました。何故ねじれるのかは分かっていませんが、平均すると3〜4回転するそうです。中にはぐるぐると。
10回転以上するのもあるらしい。さらにまったくその気は無く、まっすぐ伸びてしまうものもあるということですが、まだお目にかかったことはありません。
ネジバナ捩花 ( 別名モジズリ捩摺 ) ラン科ネジバナ属