2015.9.4(金)

伊良湖岬を歩いて

田原市伊良湖町宮下&古山
 渥美半島の先端で、航行する船舶を眺めました。岬からは沖に停泊しているようにしか見えませんが、次から次へと新たな貨物船やタンカー
やらコンテナ船が、湾の中へ、または大洋へ去って行きます。その隙間を縫って、高速の漁船がひっきりなしに出入りして、見ていて飽きません。さ
らに、伊勢湾フェリーが伊良湖水道を横切って入港・出港して行きました。ここは、名古屋港・四日市港・三河港への大事な伊良湖水道航路です。






そして伊勢湾方面。コンテナ船の行く先は名古屋港か四日市港か? 目の前を漁船が駆け抜けます。その中、太平洋で待つ新たなる大型船を
先導する為に、赤いエスコート船が走り去りました。外国船舶や1万トン以上の大型船には、水先人やパイロットの乗船が義務づけられていて、伊勢
湾海上交通センターがその航路管制を行っています。愛知県の渥美半島と三重県の神島の間の4.4kmですが、潮流が激しく暗礁もある難所です。
伊良湖水道は、そこに定められた幅1200m長さ3900mの狭い航路で、海上に設置された緑と赤のブイの間、互いに右側航行が定められています。






 伊勢湾海上交通センター。展望台にはあらかじめ予約すると入れるらしい。ただ海上事情によっては、お断りもある・・・。眺めは良さそうだ♪






 その斜面から飛び降りて、岩の上に降り立ち、さらに飛び降りて、海上すれすれに飛ぶ姿(餌獲り?)を何度も見ました。イソヒヨドリの雌で
す。左端の山は、神島の灯明山です。そして、右側奥に霞む山は、菅島の大山。分かり難いですが、中央に、伊良湖水道の緑色のブイが見えます。






 第一の目的がハマカンゾウを見ることなのに、時期が早すぎたのか逸したのか、ここだけでした。取りあえず、出会えた花の写真です。ヨカッタ!
浜萓草 ユリ科ワスレグサ属






ハマユウ(キリギリス?付き)浜木綿
ヒガンバナ科ハマオモト属
ハマアザミ浜薊
キク科アザミ属

ハマナデシコ浜撫子
ナデシコ科ナデシコ属
ハマゴウ蔓荊
クマツヅラ科ハマゴウ属

ハマグルマ浜車
キク科ハマグルマ属
テリハノイバラ照葉野茨
バラ科バラ属

ハマユウ実 浜木綿
ヒガンバナ科ハマオモト属
テリハノイバラ実 照葉野茨
バラ科バラ属
ノブドウ実 野葡萄
ブドウ科ノブドウ属






クマバチ ショウリョウバッタ

イチモンジセセリ ヤマトシジミ フナムシ






伊良湖港防波堤灯台(赤灯台 釣りスポットです)と三河湾に面した海岸線に立つ西ノ浜風力発電所(5+2基)と中部電力渥美火力発電所と。






恋路ヶ浜を散策する家族、友達、恋人たち。小高い丘の上には太平洋遠州灘を見下ろす伊良湖ビューホテルが。斜面中腹を走る国道42号線。
浜松〜豊橋〜田原そして伊良湖岬から伊勢湾フェリーを繋いで(ヘッ?)鳥羽42号線へ。海上には日出の石門。バッサ〜ンと波の音が聞こえそう。






 恋路ヶ浜の釣り人。遠州灘を南下してきた日本郵船のコンテナ船が、ゆっくりゆっくり向きを変え、そして、伊良湖水道に入って行きます。