2015.2.20(金)

節分草咲くお寺へ

新城市名号字袋林12 石雲寺
石雲寺は、151号線沿いの臨済宗方広寺派のお寺。飯田線「三河川合」駅下車なら20分位、三遠南信自動車道「鳳来峡I.C」からは760m
程の位置にあります。節分草は、梅園の小さな沢の斜面に多く群生しています。光を追う為、時間と場所によっては、後ろ姿しか見えないことも。






節分草は、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草(10年位)で種で増えます。一年目は楕円形の一枚葉のみ、2年目が細かく切れ込んだ葉っぱ
に、3〜4年目で初めて花をつけます。関東以西に分布し、石灰質の土壌を好み、高さは10cmほど。花期は2〜3月で直径2cmの白い花を咲かせます。






一般には5弁ですが、探せば簡単に、6弁や7弁も見ることができます。真ん中の花は八弁で八重咲き風です。節分草という和名は、節分の頃に
花を咲かせることからつけられました。スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれ、カタクリとともに早春の花を代表する植物です。日本原産です。






白い花弁は萼。花びらは退化し、先端が二股に分かれた黄色い蜜腺となって、薄青の雄しべを囲むようにつきます。中心に茶紫色の雌しべが。






 お寺と駐車場の間に一本の蝋梅の木が立っています。写真を撮っている間、二羽の雀がず〜っと何やらお喋りしていました。因みにこの木、
今まで素心蝋梅とばかり思っていましたが、何気なく覗いた新城商工会の新城ふるさと倶楽部で、満月蝋梅と知りました。   ロウバイ科ロウバイ属






アカメヤナギ赤芽柳(丸葉柳とも)
ヤナギ科ヤナギ属
ナンテン南天
メギ科ナンテン属






 中腰のまま歩いていたので、ちょっと身体を伸ばして見上げた空は真っ青。その空を背景に、ぱっくり口を開けた獅子岩(475m)が見えました。