2003.7.19(土)
7月の松平郷もやっぱり花盛り
豊田市松平町・松平郷園地
晴のような曇天のような、微妙な日が2.3日続きます。さあさあ何が咲き出したかな
と、出かけて見ました。先々週だったかな、ミヤギノハギが咲き出したと新聞にありました
が、どうでしょう。昨年は、6月に満開の写真を撮りましたから、終わってしまったかも。こ
れを切り戻すと、9月にまた咲くのだそうです。ひょっとしたらヤマユリに出会えたりして・
・・なんて考えながら、ネットで情報を得た最短距離のコースを再び通います。一部とん
でもない道があったりして、初めて通った時は道を間違えたかと思ったものです。余談
ですが、額田町の高橋屋で「ざる豆腐」を買って帰るのが、唯一の楽しみでもあります。



トンボ池の端で、ヌマトラノオ群が見頃を迎えます。

ヌマトラノオ(沼虎の尾)
サクラソウ科オカトラノオ属
ノカンゾウ(野萱草)
ユリ科ワスレグサ属
オミナエシ(女郎花)
オミナエシ科オミナエシ属
湿地帯や水際に咲くヌマトラノオは花穂がまっすぐで、湾曲するオカトラノオとの見分けは簡単な筈です。(面の木では湿地帯
に咲いていた!湿地帯に適応しちゃったオカトラノオなのか・・。日当りは良いけれど。)オミナエシが咲いていたので驚きました。


カワラナデシコ(河原撫子)
ナデシコ科ナデシコ属
キキョウ(桔梗)
キキョウ科キキョウ属
シモツケ(下野)
バラ科シモツケ属
シモツケは5月から咲いていましたが、今が満開でした。ピンクのカワラナデシコも満開です。キキョウはこれからもまだ咲きそうです。

ミゾカクシ(溝隠 別名アゼムシロ)
キキョウ科ミゾカクシ属
オトギリソウ(弟切草)
オトギリソウ科オトギリソウ属
ソバナ(蕎麦菜)
キキョウ科ツリガネニンジン属
トンボ池の縁に一塊になってミゾカクシが咲いていました。平安中期、秘薬を漏らして鷹匠の兄に切り殺された弟の血しぶきが、花や葉に黒く
点々と付いたそうです。その伝説から名づけられた花がオトギリソウです。悲しい名前ですね。大きく広がって咲くソバナは、全体の写真が撮り難い!


ミソハギ(禊萩)
ミソハギ科ミソハギ属
ハス(蓮)
スイレン科スイレン属
ヤブカンゾウ(藪萱草)
ユリ科ワスレグサ属
かつてカキツバタが咲いていた近くに、ミソハギが群生してました。束ねられて、お盆の供物の清めに使われるミソハギが、こんな花だったな
んて初めて知りましたよ。駐車場近くの池で蓮の花が二つ、静寂の世界を誘っています。その端で、八重の花弁を広げて華やかなヤブカンゾウが
満開です。どうも花の様子が分かり難いのですが、雄しべと雌しべが花弁化しかかって?半八重の状態にあるそうです。ノカンゾウと同じく一日花。

ヤマユリ(山百合)
ユリ科ユリ属
ビロードムラサキ(天鵞絨紫 別名オニヤブムラサキ
クマツヅラ科ムラサキシキブ属
オモダカ(面高 別名ハナクワイ)
オモダカ科オモダカ属
待ちに待ったヤマユリです。本当に豪華で、素晴らしい存在感のある花です。
そして、よくよく見るとオモダカの花(ひょっとしたらアギナシかもしれませんが)って、清楚な感じです。






背景はハッチョウトンボ。実際はこの半分以下の大きさです。