2003.6.26(木)
続 面の木園地の植物群落 初夏
ナルコユリが満開!


ナルコユリ(鳴子百合) ユリ科アマドコロ属

この時期、面の木では次々と花が咲きます。満開だった花が姿を消し、新たな植物の花芽がふ
くらんで、中には開いているものも見られます。どうかな・・?と気になっていたイワガラミが、特徴ある
飾り花を広げていました。ツルアジサイはもうお終い。あちこちで絡み付いているのは、ほとんどイワガ
ラミです。エゴノキが真っ白な花を鈴なりに吊り下げて、5分咲きというところでしょうか。ノハナショウブ
が咲き、ゼンテイカにヤマオダマキそして可憐なピンクの花をつけたササユリも姿を見せてくれました。
よくよく見れば、あちこちにナルコユリが満開の状態でした。数えきれないほどたくさんの花を付
けていますが、葉の陰で見難いうえに花も緑っぽい為、以外に目立ちません。しかし、園芸種とは迫力
が違いました。正真正銘、本物の野生のナルコユリです。遠路を通う甲斐があろうというものです。二
株ほど咲いていましたが、オオバギボウシはまだまだこれからが本番です。さてさて目が離せません。



ノハナショウブ(野花菖蒲)
アヤメ科アヤメ属
ササユり(笹百合)
ユリ科ユリ属
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ日光黄菅)
ユリ科ワスレグサ属

ヤマオダマキ(山苧環 キバナノヤマオダマキ
キンポウゲ科オダマキ属
アカショウマ(赤升麻)
ユキノシタ科チダケサシ属
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
ユリ科ギボウシ属

イワガラミ(岩絡み)
ユキノシタ科イワガラミ属
エゴノキ
エゴノキ科エゴノキ属
バライチゴ(薔薇苺 ミヤマイチゴ)
バラ科キイチゴ属

ウツギとマタタビの花はこれから。コアジサイが薄紫の花を鮮やかに見頃です。
ガマズミが満開を過ぎたところでしょうか。ノバラ類も幾つかあり、きれいに咲いていました。