マメ科ハギ属 落葉低木
沖縄を除く日本全土に分布

行き行きて たふれ伏すとも 萩の原  曽良

我が岡の 秋萩の花 風をいたみ 散るべくなりぬ 見む人もがも  万葉集第八巻1542 大伴旅人

岡の秋の萩の花が、風が強いので散りそうです。みてくれる人が居るといいのに。


草かんむりに秋と書くくらい、秋を代表する花です。ハギというと、普通はヤマ
ハギを指すとのこと。ヤマハギは他のハギのようには枝垂れません。古くから、新芽
は萩茶に葉は家畜のえさに、枝は屋根材や炭俵そして箒に、花は染料、日干しした根
は薬用(煎じて女性のめまい・のぼせに服用)と、余すことなく用いられてきました。


 
写真はミヤギノハギ(宮城野萩)、右はヤマハギ?不明です。
左は岡崎市奥殿陣屋で9.18、右は作手村で9.3撮影。


 
左がミヤギノハギの変種のシロバナハギ、右はウンナンハギ(雲南萩)。
シロバナハギは岡崎市奥殿陣屋9.18で、ウンナンハギは豊橋市普門寺で4.24撮影。