2004.11.07(日)
音羽川沿いを歩くU
豊川市御油町 青戸橋周辺

春には音羽川沿いの桜が満開になって老若男女みんな花浮かれ人になります。
中央に見えるは青戸橋。近くに御油松並木資料館があります。

新御油橋の上から音羽川を覗くと、水際に薄いピンクの花群が見えました。何だろうと降りて見ると、ミゾソバの花が咲いています。デ
ジカメは常に持ち歩いていましたので、手に持っていたみたらしだんご(何と!)の袋をバックに放り込んで背負い、少し歩くことに決めました。
ハクセキレイが川面を掠めるように飛んで行きます。アメリカイヌホオズキは実と花が一緒に付き、アキノキリンソウが咲きイヌタデも群れを成して
咲いています。ヒメジョオンやノコンギクに雑じって、マルバルコウソウが元気に咲いていました。そして、何かが飛んできて葦にとまりました。何
とカワセミです。ユッサユッサとしなって倒れかかった葦の茎の上でじっと水面を見つめて、突然ダイビングするように飛んだ!こちら側土手付
近に降りたと思ったのですが、見失ってしまいました。面白いことには、カワセミのいた対岸には人もいて車も駐車したりで結構賑やかだったの
ですが、水際まで近寄る人がいなかった為、誰も気がつかなかったようです。気がついたのは、反対側にいた私だけでした。目の前でダイビン
グを見ちゃったと勢いたって足元も軽く、草を踏み分けずんずん進むと、青戸橋の下に白いシャクチリソバがかたまって咲いているのを発見。橋
の影に覆われた日陰の花ではありましたが。対岸にはコスモス群が賑やかでした。一部川岸の境が崩れている個所があり、台風で増水した時
に壊れたか自然崩壊か、ともあれその付近は、整地の途中で放置されたような状態でした。川が左にカーブを切るところは、川幅が狭くなって
おり、今まで歩いていた側の河原が途切れてしまいました。何気なく川を眺めていた時、再びカワセミが姿を現しました。立冬のよき日でした。

カワセミです。周囲の賑やかさからかけ離れて、一瞬静寂がよぎります。
河原から茶色い鳥が飛び立って、桜の枝にとまるのが見えました。離れていたので、ジョウビタキか
モズかと思って撮ったら、カワセミでした。思いがけず、再び木の枝にその姿を見ることが出来ました。
シジュウカラ セグロセキレイ ハクセキレイ



アキノキリンソウ秋の黄輪草
キク科アキノキリンソウ属
ミゾソバ溝蕎麦
タデ科イヌタデ属
シャクチリソバ赤地利蕎麦
タデ科ソバ属

オニノゲシ鬼野罌粟
キク科ノゲシ属
ノコンギク野紺菊
キク科シオン属
ヒメジョオン姫女苑
キク科ムカシヨモギ属

アメリカイヌホオズキ
ナス科ナス属
イヌタデ犬蓼
タデ科タデ属
マルバルコウソウ丸葉縷紅草
ヒルガオ科ルコウソウ属

ジュズダマ数珠玉
イネ科ジュズダマ属
クコ枸杞 実
ナス科クコ属
オオオナモミ大雄なもみ 実
キク科オナモミ属

アメリカイヌホオズキ実 マルバルコウソウ実 ヨモギ虫こぶ