2002.9.10(木)
風に揺れるそばの花

南設楽郡作手村高里 301号線沿・作手中学近くの転作実験田


 

真っ白な花穂が風に吹かれて、前後左右、勝手気ままに、わっさわっさと揺れます。
ばらばらなのに不思議な統一感があって、引き込まれそうです。そば畑のはるか向こうの、
301号線の車の往来など別世界のように見え、ここだけ時間がゆったりと流れてゆきます。

蟻が蜂が蝶々が蜜を求めてやってきます。あぜ道にこぼれて咲くそばの花を気にしなが
ら人も至福の時を過ごします。高く真っ青な空が澄んで清々しく気分も最高の秋晴れです。

   


< そばの花
タデ科の一年草です。そばはとても生育が早い作物で、種ま
きから19日で花芽が出て,70日もすると実がなるそうです。



 我里は月と仏とおらがそば       一茶


 蕎麦はまた花でもてなす山路かな  芭蕉