2008.9.9(火)

面ノ木・井山から

豊田市稲武町
面ノ木園地でマツムシソウ群を撮ってから、2週間後の旧面ノ木牧場・井山周辺の風景です。相変わらずの暑さですが、景色は
もう秋です!前回、もう少しはっきり見えた上矢作風力発電所の風車は、天候は悪くなかった筈なのに、霞んでよく見えません。

 1195mの井山の頂上は、展望の利くただの原っぱです。面ノ木園地から山を越えて稲武野外教育センターへ行くコースになっ
ていて、中学生らしき子供達の一団が、ワイワイと左側から上がってきて、そのまま右側に消えてゆくのが風車の下から見えました。全
方向とはいえませんが、240度位は見渡せそうです。鉄塔が、手前から奥の山に消えてゆく辺りから、そのまま左端へ目をやると、山の
間を走る白い道路が見えます。中央自動車道でしょうか。さらに右側へ視線を移してゆくと、恵那市の上矢作発電所が見えてきます。

 数匹のキアゲハがゆっくりと飛び回っています。草むらでは1匹のツマグロヒョウモンがじっとしています。キアゲハがツマグロヒョウモン
の近くに来ると、突然猛スピードで飛び上がって、キアゲハを追っ払います。ひらひら飛んでいたのがビューンと飛び去るキアゲハ。それ
が何度も繰り返され、面白くっていつまでも眺めていたかったけれど、そろそろ帰らねばと後ろ髪を引かれる思いで井山を後にしました。

キアゲハ ツマグロヒョウモン ジャノメチョウ

ヒメアカタテハ ベニシジミ ツマグロイナゴ雄

ツマグロイナゴ雌 アキアカネ コノシメトンボ

ホオジロ若鳥 ヘビの抜け殻





マツヨイグサ待宵草
アカバナ科マツヨイグサ属
ノコンギク野紺菊
キク科シオン属
ユウガギク柚香菊
キク科ヨメナ属

ゲンノショウコ現の証拠
フウロソウ科フウロソウ属
ヤマハハコ山母子
キク科ヤマハハコ属
ヤブマメ藪豆
マメ科ヤブマメ属

ウシハコベ牛繁縷
ナデシコ科ハコベ属
ミゾソバ溝蕎麦
タデ科イヌタデ属
オトコエシ男郎花
オミナエシ科 オミナエシ属

イヌタデ犬蓼
タデ科イヌタデ属
イタドリ虎杖
タデ科イタドリ属
アカソ赤麻
イラクサ科カラムシ属

ハナトラノオ花虎尾
シソ科ハナトラノオ属
セイヨウノコギリソウ西洋鋸草
キク科ノコギリソウ属
牧場だった頃の名残でしょうか、道脇の草むらの中で、小さく健気に咲いていました。





井山から見た風車と電波塔。何となくガッカリする風景です。これだと、そばに行って風車を見上げよう、という気にはなれませんね。

その巨大な風車が回る下の草むら周辺では、たくさんのバッタやチョウやトンボが、自分達の世界を精一杯生きていました。