2003.6.11(水)&19(木)
茶臼山高原
キンポウゲ群落とニッコウキスゲ

長野県下伊那郡根羽村 愛知県北設楽郡豊根村

今年も行って来ました。昨年度は台風接近により、人も花も風雨でびっしょりでしたが、
まずまずの天候で撮影日和かな。面の木でフタリシズカの写真を撮ってから、10号線〜46
号線経由で長野県側から茶臼山高原へ向かいます。目指すは、キンポウゲ群落。「道をカ
ーブしたら一面黄色の斜面が」と思っていたら、何と、何もありません。T字路の道路脇の駐
車スペースに車を止めて近づくと、昨年の場所より少し上の方の道路沿いに、群落が移動
していました。さらに、駐車した場所の斜面下に、幾つかの群落が見えました。こちらのほう
は、安全と保護の為でしょうか、ロープが張ってあって降りることが出来ません。ただ、すぐ
足元にも、パラパラとキンポウゲが咲いていましたので、接写はこちらのほうで出来ました♪
帰りに、ヤハズ池に寄って見たことは、言うまでもありません。ニッコウキスゲが見頃でした。


今年のキンポウゲ群落地のひとつ

遥か下方の群落地。絶景です。

道路脇から見上げると、こんな感じ。

  
ハイキンポウゲ(這金鳳花) キンポウゲ科キンポウゲ属
キンポウゲというと、ウマノアシガタ(馬の足形)の別名で、野山でよく見られる花です。ハイキンポウゲは、
湿った場所を好みます。この辺りは日当りの良い斜面ですが、びっしり草が生えていて、霧も発生しやすいし雨
もよく降るということで、群生しているのでしょうか。きれいで鮮やかな黄色の花で、八重っぽい花も見かけます。
キンポウゲ群落の横でアズキナシの木が満開(6/11)に、そして、サワギクが群生(6/19)していました。
 
アズキナシ(小豆梨) バラ科ナナカマド属      サワギク(沢菊) キク科キオン属


ヤハズ池周辺のゼンテイカ
面の木やヤハズ池の案内では「ゼンテイカ」と表示されていましたが、「ニッコウキスゲ」と言われたほうが
分かりやすいと思います。日光黄菅。ユリ科ワスレグサ属。 朝開花して夕方閉じる、一日限りの花です。

ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が咲いていました。
  
ゼンテイカはこれから見頃を迎え、白花ノハナショウブ(多分)やクリンソウが満開でした。

紫色の花はカキツバタ。いくら見ても花の筋は真っ白なので。