2002.6.25(火)
作手・長ノ山湿原
南設楽郡作手村大字岩波字長ノ山 →地図
泥炭湿原では、東海地方最大の面積(3.4ha)を擁する中間湿原。
2m余り堆積する泥炭層には、樹木・花粉などが埋没しており、学術的に
も貴重な湿原だそうです。日本最小のハッチョウトンボやヒメヒカゲなどの
昆虫が見られ、湖畔の木の枝には、モリアオガエルが卵魂をつけ、オオジ
シギの数少ない繁殖地です。ミミカキグサやモウセンゴケ等の食虫植物、作手
村の花「サギソウ」やトキソウなどのラン科植物や、ヒツジグサ・サワギキョ
ウ・ウメバチソウそして、作手の湿原で発見された特産種ツクデマアザミ・
ミカワイヌノヒゲ・ヒロハノコジュズスゲもここで見ることが出来ます。
<問合せ先> 作手村役場/教育委員会 05363-7-2211(代)
野花菖蒲(花菖蒲の原種) 未草(ヒツジグサ)
湿原横道の水溜りにいたイモリ
近くの水田で群れをなして何やら捕食していたサギ。アオサギでしょうか。
これから、季節を追って、どんな動植物に出会えるか楽しみです。