2004.5.23〜6.21(種蒔きから満開まで)
蕎麦の花を咲かせよう♪
<プランターで蕎麦の花を楽しむ>




ちょっと植え遅れたかも知れないけれど、信州の蕎麦育成農家より手に入れた種を いよいよ植えることにしました。
量を勘違いして、春蕎麦と夏蕎麦を何袋も注文したら、大量に入っていてもうびっくりしましたが、貝割菜と同じように
栄養価満天のスプラウト(新芽)として食べてしまおうと考えたら、楽しくなりました。これはいつでも簡単に出来そうです。
薄い塩水で種を選別しすすぎます。プランターに園芸土を3分の1まで入れて、種をばら蒔きます。さらに10cmほど土
を被せてお終い。まったくいい加減なので、夕方近くになって水遣りを忘れていたことに気がついたくらいです。実は、種
を選別してすすいだ後、しばらくほったらかしになっていました。無事に芽が出て、白い花を咲かせてくれるでしょうか!?


5/23 種を撒きました。 5/27 芽が出た! 5/28 どんどん双葉になってゆきます。

5/30 もうびっしり。間引きはせずそのまま。 6/1 順調に発育。 6/4 本葉が揃いました。

6/9 5番目の葉が出ています。 6/10 葉っぱが6枚に。 6/12 花芽が出ました。

6/12 前日の小雨で、苗が一部倒れています。まとまりがなく、ごちゃごちゃ
して見えます。高さ46cmほど。


(13日付けの朝刊に名古屋市西区の庄内緑地で約8万本の白い蕎麦の花が見頃を迎えたとありました。さぞかし見応えのある風景でしょうね。)


6/14 花の蕾がはっきり見えてきました。 6/16 咲きました。一番花です。 6/17 あちこちでポツポツ咲き出しました。

6/17 苗の様子。ひとたび雨に打たれると倒れてしまいますが、半日ほどで
再び起き上がってきます。只今梅雨の中休み中。

6/19 白い蕾と花が目立つようになりました。高さは55cm位に。


6/20 昨夜の雨でほとんどの苗が倒れてしまいましたが、倒れながらも花は
しっかり上を向いています。花がみんな雌しべの周りに水滴を抱えているの
が見えるでしょうか?

6/21 台風6号が高知県室戸市に上陸。朝方まで降っていた小雨も一時止
みました。それもつかの間。風が強くなると同時に雨も降り出しました。10時
前、東海地方に大雨暴風警報が発令。その大変な最中、蕎麦の花は満開
を迎えました。ぎゅうぎゅうだったプランターの中も、先日の雨で外側の苗が
みんなお互いに絡まりあって倒れてしまった為に、すっきりしています。暴風
雨に、苗はどのくらい耐え忍ぶことが出来るのか、興味津々です。

6/21 記録観察用の苗は、念のために家の中に取り込みました。これは、途
中で気がついて、3本引っこ抜いて小鉢に植え直したものです。乱暴に取り
扱われましたが、枯れることなくスクスク育って、只今見頃です。雨の雫を抱
えた花もあります。 <完>


観察中に見かけた虫たちです。キンバエは黄金虫のようにキラキラ輝いていました。蟻は蜜を吸い、蜘蛛は蟻を捕獲、キオビツチバチは蜘蛛
を捕まえて幼虫の餌にします。ヒメマルカツオブシムシは幼虫時代に毛織物を食い荒らします。一枚の写真にもたくさんのドラマが潜んでいます。

6/12子カマキリがいました。 6/13キオビツチバチです。 6/13金色に輝くキンバエ。

6/16ヒメマルカツオブシムシをみっけ! 6/17手足にトゲトゲのササグモ。 6/19胸の赤いアカヤマアリが数匹。