2004.8.19(木)
心象・梅田川
豊橋市野依町

梅田川。ここより4km足らずで河口、三河湾に出ます。
白サギたちとアオサギ。手前のアオサギ二羽が、ツルの舞ならぬちょっとしたアオサギ・ダンス?を披露してくれました。
右側のアオサギがどんどん近寄ってきます。
羽ばたきながら少し飛び上がりましたが、すぐ終わってしまいました。また何食わぬ顔で離れて、せっせと餌捕りにいそしんでおりました。
縄張りでも主張したのでしょうか、とてもそうには見えない穏やかで静かなお昼過ぎでした。

通りがかった橋から川方面をちらっと見ると、白サギの姿が点々と見えました。早速取って返し、横道から堤防
の縁下に入りました。機械でまるごと刈り取られた土手付近には、野草の姿はまったく見当たりませんが、干潮近い
梅田川下流を ダイサギやアオサギ・コサギがゆっくりゆっくり歩いています。ケリの鳴き声がします。イソシギでしょう
か、河原付近にすっと降りてきました。水面ぎりぎりを掠めるようにツバメが飛びます。ツンと水を突くようにして飛び
去りましたが、水を飲んだのでしょうか。遠く渥美線の鉄橋を 電車が通り過ぎます。野依橋の下にも、アオサギやコ
サギの姿が見え、さらに小さな鳥が動き回っているようです。広すぎず狭すぎず、ゆったりした印象の川です。思い
がけずに、たくさんの鳥を見ることが出来ました。画像を隅から隅までじっくり調べると、コチドリにケリそしてイソシギ
の姿がありました。遠くから眺めただけでしたので、どれも小さくはっきりしていませんが。田原市に行く時、23号線
豊橋バイパスで河口付近を渡りますが、実際に梅田川を眺めたのは初めてでした。周囲の水田では、黄金の稲穂
が重く垂れています。すでに刈り取られて棚干しされている稲もありました。風景だけを眺めると、すっかり秋です。

アオサギをまるで取り囲むかのようにダイサギがいます。
チュウサギ コサギ ドバト

ケリ イソシギ コチドリ

黄金色の稲田の向こうを渥美線の電車が通り過ぎます。
白く長い穂を揺らす葦。ここもやがて刈られてしまうのでしょうか。