2006.11.22(水)

実沢山のふるさと公園で

豊川市御油町滝ヶ入(東三河ふるさと公園管理事務所)
画面下、ススキの後方、枯葉を落とした桜が縁取る音羽川が流れる。
  実はないかとあちこち覗きながら歩くと、サネカズラやカラスウリの鮮やかな色が目に飛び込んできました。ヤマノイモの蔓が絡まっていても、鳥に食べられてしまったか、なかなかムカゴが見つかりません。蔓を持ち上げてしつこく探し歩いて、ようやくたった一つ残っていたものを発見。はじけて綿毛が半分飛び出していた蒲の穂、コウヤボウキの綿毛はこれからのようです。ベニバナボロギクやノコンギクは、花と綿毛が只今同居中。セイヨウタンポポやオオジシバリ、そしてオニタビラコの黄色の花が目に付きましたが、この辺りでは数が少ないながら一年中見られます。テイカカズラの鞘から飛び出した綿毛に気が付かなかった為、はっきりした画像がなくて残念。また次の機会に期待することにしましょうか。ヤマガラやコゲラの声が聞こえてくる度に、立ち止まって見回すのですが、最後まで姿を見ることは叶いませんでした。花数が減っても、色付いた葉や実が晩秋を彩って、歩く足取りも軽やかな午後でした。
紅葉するヤマハゼ。実を付ける雌株。  山黄櫨 ウルシ科ウルシ属

ヒヨドリ 少し先の小枝に一瞬舞い降りて、すぐ飛び去った。 セグロセキレイ 管理棟横の水路の中で落ち葉を突いていた。

ホオジロ雄 ヨウシュヤマゴボウの枯枝で。お気に入りのよう。 ホオジロ若鳥 2・3羽で遊んでいた、ように見えた。

オオカマキリ ハラビロカマキリ コカマキリ

赤トンボ ジョロウグモ ナシケンモン毛虫



ホソバアキノノゲシ細葉秋の野芥子
キク科アキノノゲシ属
オニノゲシ鬼野罌粟
キク科ノゲシ属
スズカアザミ鈴鹿薊
キク科アザミ属

ノコンギク花と綿毛 野紺菊
キク科シオン属
ダンドボロギク花と綿毛 紅花襤褸菊
キク科ベニバナボロギク属
ヒヨドリバナ花と綿毛 鵯花
キク科フジバカマ属

ヤクシソウ花と綿毛 薬師草
キク科オニタビラコ属
コナスビ小茄子
サクラソウ科オカトラノオ属
オニタビラコ鬼田平子
キク科オニタビラコ属

イヌホオズキ花と実 犬酸漿
ナス科ナス属
実シナアブラギリ 支那油桐
トウダイグサ科アブラギリ属
実カラスウリ烏瓜
ウリ科カラスウリ属

むかご零余子(ヤマノイモ山芋)
ヤマノイモ科ヤマノイモ属
実オオオナモミ大耳
キク科オナモミ属
実フユイチゴ冬苺
バラ科キイチゴ属

実サネカズラ実葛
マツブサ科サネカズラ属
実ヤブコウジ藪柑子
ヤブコウジ科ヤブコウジ属
実クサギ臭木
クマツヅラ科クサギ属

綿毛テイカカズラ定家葛
キョウチクトウ科テイカカズラ属
実マンリョウ万両
ヤブコウジ科ヤブコウジ属
実イヌザンショウ犬山椒
ミカン科イヌザンショウ属

実ヤブミョウガ藪茗荷
ツユクサ科ヤブミョウガ属
実ヘクソカズラ屁糞葛
アカネ科ヘクソカズラ属
実ヤブカラシ藪枯らし
ブドウ科ヤブカラシ属

実コセンダングサ小栴檀草
キク科センダングサ属
綿毛ガマ蒲
ガマ科ガマ属
実エノコログサ狗尾草
イネ科エノコログサ属



主園路(舗装道路)の途中、目も覚めるほどの真っ赤なカエデとドウダンツツジに彩られた休息所があった。
奥画面中ほどに、主園路を外れて展望ツツジ園へ行くコースのひとつ、樹林トンネルの階段が見える。