2003.10.01(水)&05(日)&09(木)
伊良湖岬でサシバの渡りを!

飛び回るサシバ(タカ目タカ科)の群れ  10/05

今年も渡りのシーズンを迎え、運が良かったらサシバが見られるかも、と岬まで出かけました。
伊良湖岬に集まる人と鳥。サシバの群れに鳶にカラス(ハシブトなら鷹も鳶も追われる)に雀。
二日目は、8時10分頃恋路ヶ浜に着。日曜ということもあり、たくさんのバード・ウォッチャーで、普段は
ガラガラの駐車場も満車状態です。車外に携帯の椅子を出し、双眼鏡やカメラを三脚で固定して、ひ
たすら山の稜線付近を見つめ続けます。車の中でのんびりお茶など飲んでいたら、見逃しそうです。
岬の山の稜線付近をいくつかのサシバの群れがワーッと飛んでは、また松などの枝に止まります。ピッ
クェーッピッピッと結構騒がしい。何時の間にか静かになったかと思うとまたざわざわ鳴きだす、空に舞
い上がったサシバの群れがまた飛び回る、の繰り返しです。今日は渡らないのかなあ、それとももう渡
っちゃったのかなあ等々ぶつくさ言ってみても始まりません。白いお腹をキラッと見せて隼が飛んだそう
ですが、残念ながら私は見られませんでした。三日目に、岬の中腹辺りを車で進んでいたら、行く手を
ビューンと瞬時かすった灰色っぽい鳥がありました。ひょっとして今のが隼?なんて思ったら嬉しくなっ
てしまいました。駐車場で地元の方でしょうか、声高に説明しているのが聞こえます。隼を見たって?あ
あ、それは稚児隼っていうんですよ。速いでしょう!サシバはさっき20羽ほど行ったよ。今日はもう飛ば
ないね。やはり10時頃のこのこ来たのでは遅かったようです。野鳥の会の会員は2ヶ月間毎日4・5人が
交代で観察しているよ。なるほど、9月に来た時もそれらしき人たちを見かけました。ずっと毎日同じ場
所で山方面を見据えて観察記録しているのでしょう。雨や風の日も毎日?ということだと大変ですね。
三回通って観察の仕方を少し覚えました。次回は(来年になるかも)早朝行くことにしましょうか。気
になることに、松枯れで茶色くなった木が山全体に見られます。紅葉しているのかと思ったと言われま
したよ。渥美町では事態を深刻に受け取り、防風林を中心に薬剤散布して保護しているようですが。

恋路ヶ浜  10/01
渥美半島はサーフィンのメッカです。赤羽根海岸では国際大会が開かれるます。


海岸で釣りをする人たちがいます。何を釣っているのかと問うとキスだそうで、よく釣れるそうで
す。そういえば恋路ヶ浜でも釣竿を持った人を何人か見かけました。でもちょっと波が荒くて小休止
だなと、砂浜に竿を突き立てて車に戻って行きました。堀切から恋路ヶ浜方面を見ると、日の出石門
と並ぶようにして神島も見えます。三重県の神島がすぐそこに見えるなんて、信じ難いのですが・・。

キス釣り人 堀切海岸  10/9

神島と霞む志摩半島   恋路ヶ浜  10/01

サシバがだめならクコの花を探しに行こうと思い立って、堀切海岸へ向かいました。昨年同様クコ
が群生していました。すでに赤い実もかなり付けています。昨年は赤い実を貰って植えてみましたが、
まったく芽が出ませんでした。熟し方が良くなかったのかも。テリハノイバラの花と実も見つけました。

クコ枸杞 ナス科クコ属 10.09
テリハノイバラ照葉野薔薇 バラ科バラ属 10/09

コマツヨイグサ小待宵草
アカバナ科マツヨイグサ属
ミゾソバ溝蕎麦
タデ科イヌタデ属