2004.10.1(金)〜3(日)
’04 伊良湖でサシバの渡りを
渥美群渥美町伊良湖・恋路ヶ浜と周辺

伊良湖に向う途中、豊川橋の上より見た光景。サシバが渡っている?車の中から登る朝日を見て、感動した後の出来事。 10/1
8時少し前、雲ひとつない真っ青な秋の空をサシバの一群が渡って行きました。 10/1

前日、様子見と称して9時頃出かけて見ましたが、台風21号の過ぎた後で、突風は吹くは砂埃は舞うは海はボウボウ荒れるはで、
さっさと帰ってきました。行く途中、タカ類らしき一羽がすぐ前方をよぎるのを見ていますので、明日からが楽しみだとワクワクしながら帰った
ものです。そして10月の頭の金曜日、快晴でした。絶好の渡り観察日です。6時10分頃豊川橋を渡ると、工事で片側相互通行になってい
て止まりました。何気なく海のほうを見てもうびっくり。鳥が渡ってる!ちいさな群れや大きな群れが、それも次から次へと。ウワア遅かった?
すぐ前は大型トラックで進み具合が見えません。いつ動き出すかまったく分かりませんが、急いでカメラを取り出して数枚シャッターを切りま
した。さらに後から来た大群が下へ下へと降りてきます。御津の辺りに降りたか?あとは、防護壁で見えませんでした。降りたのか、海面す
れすれで飛んでいったのか?手前側に白い鳥が並んで飛んで行くのが見えました。伴走しているかのようです。何が渡ったのかなあと考え
考え、ひたすら伊良湖めざして走って着いたのが7時20分頃。すでにいくつかのグループがスコープを固定して、黙々としかし楽しげに観察
を始めていました。私はもう見ちゃったもんねと、とりあえず熱いコーヒーを入れて、車の中からゆっくり観察をと思っていたら、数羽のトビが
頭上近くを舞い、中に一羽、一回り小さいお腹の白いタカ類が交じっているのが見えました。カップを放り投げて、カメラを構えた時はすで
に遅く、遠くへ去ったあとでした。翌土曜日は曇り。今度は6時半着。やっと駐車スペースを見つけて、大急ぎで食事を済ませ、車外に。い
くつもの鳥の群れが、山の稜線沿いにワワワッと飛んでは、木々の間に飛び込むのが見えます。サシバではないようです。家に帰って調べ
ると、ヒヨドリの大群も、伊良湖を渡ることが分かりました。ヒヨドリなら一年中、庭の木にいるよと思うのですが、これは渡るヒヨドリ。雨が降っ
たり止んだり状態になって、1時間ほどで家路につきました。そして日曜日。小雨の中、今に雨が上がると信じて、6時頃着。さすがに、快
晴の土曜日よりは観察者の数が減りましたが、熱心なバード・ウオッチャー達が雨の中を車外で望遠鏡を覗いていました。2時間待って
あきらめて帰ることにしました。鷹柱は見ることが出来ませんでしたが、それでも、充分楽しんだ4日間でした。また来年と、書いておこう。

旋回するトビのすぐ下をやはり旋回するタカ類。ミサゴでしょうか。 10/1
時折りぱらつく曇天の中、ヒヨドリ群が渡る。タカ類を警戒してか、猛スピードで山から山へ移ります。 10/02
渡る鳥群と思って何枚か撮ったけれど、モニターでよくよく見ると、折りたたんだ首と長い足が見えた。
曇天で色がはっきりしないけれど、ともかくサギ類のよう。どこへ行くのか? 10/2
その鳥の写真。アオサギのようにも見えますが・・。

浜辺でなにやら突いていたカラス。辺りを警戒してか、飛び去りました。10/2
駐車場の脇の電柱のてっぺんにいた鳥。多分イソヒヨドリだと思います。10/1
海面すれすれを飛び交うツバメ。こちらから見ていると波を被るのではと思うくらい。10/2
人がいるせいか、逆に安心しているようなスズメ。10/1
これ、真下から見たので分からなかったけれど、ひょっとして鷹柱だった? 10/2



ハマゴウ浜香
クマツヅラ科ハマゴウ属
ハマアザミ浜薊
キク科アザミ属
ハマグルマ浜車
キク科ハマグルマ属
今回は、花を探して歩かなかったので、近くで目に付いた花だけです。ハマアザミにとまっているのはコチャバネセセリ。 10/2




朝7時半頃、雲の切れ間より眩しいほどの光が差し込む。結局曇の一日でした。 10/2