2004.10.25(月)
蒲郡のカモメ群
蒲郡市形原町春日浦

突然飛び立ったカモメ群。ウミネコ・ユリカモメが一瞬浜を舞った。
赤い足のユリカモメ、一回り大きい黄色い足の大人のウミネコと若い茶色のウミネコ。

しっかり整備された海岸では、砂浜は干潮時にしか姿を現さない。砂地が現れると、待ってましたとばかり、人が歩き鳥が餌を漁り
ます。少し離れた海上に、スズガモやホシハジロが帯状に固まって漂っています。これから日を追う毎に数が増えてくることでしょう。ダイ
サギが一羽、餌を探しながら歩いて行きます。その白さが際立って美しい。オナガガモが十数羽、カモ群から離れて浜近くに降り立ち、
波間に漂うカモメ群を突っ切って、海岸沿いに行進するかのようにどこまでも泳いで行きます。コンクリートの岸辺に腰掛け本読む女性、
孫を連れて砂浜を歩く熟年夫婦、お昼休みで浜辺でひと休みする工事関係の人たち、思い思いに秋晴れの海岸を過ごしていました。
そんな中、一羽のウミネコが大きな貝を咥えて降り立ちました。あんな大きな貝をどうやって食べるのだろうかと思っていると、いき
なり貝を咥えたまま一緒に大きくジャンプしました。?と見ていると、今度はジャンプして貝を上から落としました。これはスゴイと驚いて
眺めていると、また拾い上げジャンプして落としました。しかしそこは砂地ですから、貝はびくともしません。硬いコンクリートの所でやら
なくちゃ無理じゃないのと言ってみても、通じるはずもありませんが・・。「飛び上がって落とす-貝をジッと見つめる。」4回ほど繰り返した
挙句、諦めてしまいました。あとは他のカモメと同じように前を向いたまま動かなくなってしまいました。惜しい、また懲りずに挑戦してよ。

捕っちゃった!若いウミネコが意気揚揚と飛んで来た。 貝を咥えたまま一緒にジャンプしてそのまま降りちゃった。

ジャンプして落としては、貝を見る。これが何回も繰り返されたが・・。

う 〜ん・・・貝を見つめる。 諦めてしまった。
他のカモメたちは知らん顔で興味なしのようだった。新しい変わったことをやるのは大抵若い固体。カラスがやっているのを見たのか、
どこで覚えたかは分かりませんが、懲りずにまた挑戦して欲しいなあ。とぼけ顔の可愛らしいユリカモメと違ってちょっと強面の革新児でした。

オオソリハシシギが獲物を探しています。砂地に長い嘴を垂直に突き立てて捕まえます。
大きな魚を捕ったダイサギ。飲み込むのにかなりの時間がかかりましたが、次の餌場を求めて歩いて移動中です。
真上を通り過ぎたトビ。ひっくり返りそうになりましたが、何とか撮ることが出来てヨカッタ!。