2002.10.5(土)、10.11(金)
天竜奥三河国定公園
津具村 面の木園地の植物群落
茶臼山高原道路の「ビジター・センター」が近くに

10月にはいり、ぐっと秋めいてきました。薄いジャケットだけでは、快晴でも日陰は寒すぎ
ます。熊(ツキノワグマだそうです)に注意とあったので、2回目は鈴を付けてチャリンチャ
リンと行くことにしました。カワチブシ(ヤマトリカブトも幾分まじっています)の群落に、
サラシナショウマの真っ白な花穂が覆い被さります。濃いボルドー色の大きなオヤマボクチ(
多分)があちこちで咲いていました。ピンク色の花は、ビジター・センターの案内所に置いて
ある奥三河の花の写真集によると、コシオガマとありましたが、下に咲いているのは葉っぱが
違いました。シオガマギクだと、道であった管理人さんから聞いても、巴様の花付きが気に
なります。トモエシオガマはシオガマギクの変種ということですから。来年、要確認です。

カワチブシ
キンポウゲ科トリカブト属
サラシナショウマ
キンポウゲ科サラシナショウマ属
シオガマギク?
ゴマノハグサ科シオガマギク属
ウメバチソウ
ユキノシタ科ウメバツソウ属
ゲンノショウコ
フウロソウ科フウロソウ属
オヤマボクチ
キク科ヤマボクチ属
センブリ
リンドウ科センブリ属
リンドウ
リンドウ科リンドウ属
アキノキリンソウ
キク科アキノキリンソウ属
ヨメナ
キク科ヨメナ属
カワラナデシコ
ナデシコ科ナデシコ属
ヤマラッキョウ
ユリ科ネギ属

多少くたびれていましたが、ツチアケビの赤い実がなっていました。倒れかかって他の植物と
絡まっている関屋の秋丁子や、これから咲き出すアケボノソウ、テンナンショウの仲間(多分マム
シグサ)、白いゲンノショウコ、そして名前の分からないキク科の花たち、カワラナデシコは他に
ピンクと白も咲いていました。ツルアジサイもしくはイワガラミが、あちこちで木に絡み付いてい
ます。来年の7月には花を見るために、是非もう一度、面ノ木を訪れてみたいと思ったものです。