2004.9.01(水)
汐川干潟・境川と周辺
田原市谷熊新田

干潮の干潟に空と雲が映る。積乱雲上部にレンズ雲。天気が崩れそう。
サギたちは干潟の中程に集まっていました。アオサギ・コサギ・ダイサギの姿が見えます。これはほんの一部。

先月、汐川の河口付近から、杉山新田方面で白サギのかたまりが舞うのを見ました。何かに驚いて一斉に飛び上がっ
たようです。すぐに舞い降りて静かになってしまいましたが。その時の画像の隅に、カモ類がいっぱい泳いでいるシルエットが
あって、これはもう渡って来た気の早い鳥さんがいるに違いないと期待したのですが、それはなかったようです。カモメだった
かもしれません。その一週間後、「ここに来たら何か分かるかも」とやって来たのが境川でした。河口から谷熊新田を蜆川方面
に向って歩きましたが、カルガモが側溝を泳いでいたのみでした。アサリ捕りの人とサギとシギとカワウと。何かバシャバシャ
水音がするので横の川を覗くと、カワウがあわてて飛び立って行きました。その際に、やっと捕まえたであろう魚をボットンと落
としてしまいまして、悪かったなあと思ったものです。ツバメが側溝の水面をツンと突くようにかすめて飛び回っていたので、そ
の様子を撮れないものかと試みたのですが、とても難しい。それが、後で画像を調べていて、側溝に張り出している木の枝に、
輝くような青い背中の鳥の姿を見つけて唖然としたものです。カワセミです。水面をたたくツバメをじっと見ているようにも見えま
す。この美しい鳥に気がつかなかったとは・・。自分の迂闊さを残念がるよりは、本当によく撮ったとカメラを褒めてやりました。

海面に映る空の上をキアシシギが歩いている、不思議で印象的な光景です。
飛び立つアオサギの下を悠然と泳ぐカルガモ三羽。
偶然にも写っていたカワセミの姿。いつかまた逢える日を夢見て。
足に緑色のタグを付けたキアシシギ ムクドリたち 滑空するツバメ



アメリカキンゴジカ群。アオイ科キンゴジカ(金午時花)属
堤防沿いに続くエノコログサ群。 野生化したトウガンの花。小さな実がついていました。



堤防のコンクリート隅に伸びた植物の茎に、葉っぱで作った大きいミノを見つけました。炎天下の中、頭を出して
せっせと働いていましたが、疲れたのかひと休みです。今はめっきり数が減ったという、オオミノガの雌でしょうか。