2004.10.18(月)
汐川干潟 汐川周辺
アオアシシギとイタチと・・

汐川河口付近。葦やススキやセイタカアワダチソウが生茂る、川沿いの側溝。この画面中央の茂みにイタチが飛び込んだ!
ヂュンヂュンの大騒音。辺り一帯の草木はスズメ・スズメ・スズメ、スズメのお宿状態でした。
お昼のサイレンが鳴ったり鳥群が渡ったり、世間の騒音をよそに一心不乱に餌捕るアオアシシギ。

カルガモやマガモ・コガモが泳ぎ、カイツブリとオオバンの姿も見かけました。遠く蜆川河口付近(多分)に、帯状になってカモ群が休ん
でいるのが見えました。堤防からそっと川を覗くと、下でアオアシシギが餌を捕り、近くには、クサシギも一羽水面を見つめていました。側溝沿
いの葦やら木やらには、後から後からスズメが飛び込んで来て、そのかしましさは凄まじいものです。川から吹き上げる風に乗って、数羽のカ
ラスが遊泳(しているように見えた!)。田畑の風景を眺めていたら、タカらしき鳥が急降下して来ました。着地する寸前で飛び上がったところ
に、さらに黒っぽい鳥が飛び込んで来て、もうびっくり。「えっ、カラスが来た?」と思っていると、すれ違うように黒っぽい鳥が急上昇して行きま
した。カラスじゃなかったのか、タカを追いまわすことなく行ってしまいました。あれは何だったのかと考え考え歩いていたら、側溝の葦の茂み
で小さい茶色い物が動きました。テンだカワウソだとカメラを向けると、小さな生き物はさっと葦の中に飛び込みましたが、またすぐに顔を出し
ました。フェレットです。どうしてまたこんな所にいるのでしょうか。迷いフェレットか捨てフェレットか。堤防の上からカメラを向けて覗いている人
間よりも、どうやら、タカやカラスや水鳥の鳴き声が気になるようで、しきりに上を見上げます。上を見上げては数十メートルほど離れたセイタカ
アワダチソウ群の茂みを眺めます。そろりそろりと葦の根元を離れたかと思うと、またすぐに戻ります。どうやら向こうの草群の方に行きたいよう
です。で、少し堤防の縁から離れて反対側の川を覗いて、シギの写真を撮ってから、またそっと覗いてみると、まだ迷っています。可哀相に、
こんな所でどうやって暮らしているのかと思っていると、意を決したのか、走り出しました。しかし思いのほか足が遅い。如何せん、胴長短足の
フェレットです。必死に全力疾走しています。頑張れと、思わず口に出してしまいました。セイタカアワダチソウ群に飛び込んだ時には、本当
にホッとしました。何か疲れたあ。ちなみに、フェレットが飛び込んだ瞬間、その茂みから鳥が飛び出して、すっ飛んで行きました。ヤレヤレ。

<訂正>2005.2.8
昨日、<あれはフェレットではなく「朝鮮イタチ」の種類と思われます>、とのご指摘がありました。<気が荒く、謝って近づいたりす
ると指ぐらいは簡単に食いちぎられてしまうので、安易にそばに行かないように>、とのご注意も併せていただきました。文章は、その時
の情景を記したものですので、変更せずそのままに、訂正文をいれることにいたしました。題と写真の名称は「イタチ」に訂正しました。



ハクセキレイ 第一回冬羽雄 ハクセキレイ 第一回冬羽雌

流木の上にアオサギ。方向転換しようと足を上げたところ。 奥の畑の木にカワラヒワ。遠くてもすぐ分かる鳥さん。


<光景その一  タカ類>
タカが急降下した直前、鳥が横っ飛びに逃げた。
その後のニアミスの瞬間の写真はないけれど、直後のものがありました。左下と右上隅に鳥が写っています。目撃した時は、
右上の鳥をカラスと思いましたが、どうもこれもタカ類のようです。カラス大のタカ類とそれより一回り大きなタカ類が遭遇したようです。
画面左下にいるタカ類と、画面右上にいるタカ類の種類特定するための修正強調映像です。
さらにその後の写真に写っていたタカ類の修正強調映像です。何しろ遠くてぶれているのだから。
右のタカ、カラス大で翼の形と顔の模様から、ハヤブサかも。
ならば、左のタカは右のタカより少し大きくて、尾の形や色合いから、オオタカではないかと・・。
オオタカが急降下した時に、ケリらしき足の長い薄茶色の鳥が飛び出して上昇、そこにハヤブサが急降下した。あくまでも推測です。


<光景その二  イタチ>
葦の茂みからイタチが あたりの様子を窺って

見ている人間もちょっと気にして より深くて安全な茂みに向って全力疾走




アシ葦
イネ科ヨシ属
ススキ薄
イネ科ススキ属
シロノセンダングサ白栴檀草
キク科センダングサ属

ヨメナ嫁菜
キク科ヨメナ属
ネムノキ実 合歓木
マメ科ネムノキ属
ヤマハゼ実 山黄櫨
ウルシ科ウルシ属

ピラカンサ(タチバナモドキ?)実
バラ科トキワサンザシ属
オオオナモミ実
キク科 オナモミ属
ヒメスイバ実 姫酸葉
タデ科ギシギシ属

イシガメ アカミミガメ