2004.11.2(火)
汐川干潟 天津新田周辺
秋真っ只中 花盛り実盛り
ホテイアオイの花も終わりかけていました。名残の花たちが、池の一画にかたまって咲いています。英名はウォーター・ヒヤシンス。
不思議な模様です。もう少しちゃんと撮れたら、花の見事さが分かるのに、残念。一日花です。 「布袋葵」ミズアオイ科ホテイアオイ属
今頃はホテイアオイ群で埋め尽くされている筈と天津新田に出かけたら、期待した花の姿は池の奥にわずかに見えるだけで、ほとんど葉
のみでした。時期を逃したか、はたまた不作?だったか。堤防より眺めて、これは残念とあきらめましたが、帰りがけに堤防下周辺の道を歩いてい
て、偶然にもその池の近くまで来たことに気づきました。草を掻き分け池の縁に近づいたものの、太陽が真正面です。草の陰からよくよく見ると、や
たら大きく伸びた葉茎の間にも花が見え隠れしています。地に根をはった為に特徴ある膨らんだ葉柄がなくなり、大きく成長したようです。金魚鉢
にプカプカ浮いたホテイアオイしか知らなかったので、これは驚きでした。花が終わると茎ごと曲がって沈み、後に残った葉もやがては茶色く枯れ
てしまいます。そのままでは水質汚染に一役買ってしまうことに。もともとは、観賞用の水草として輸入されたものですが、繁殖力が強く、あっという
間に水面を覆い尽くすほどになります。さてさて、一見殺風景に見えた干潟も、周辺では色鮮やかな様々な実を育てていました。もちろん、花た
ちも群れを成して咲いていましたよ。アオサギがホテイアオイ群の辺に立ち、ウミネコがしばし舞い、カルガモが一列に並んで、近くを通ります。ハ
クセキレイが餌をついばみ、はるか遠くにカモ群が連なって休んでいました。ホシハジロがいるらしい、ということだけはかろうじて分かりましたが。
堤防下を覗くと、ノブドウとノイバラとイシミカワが一緒になって大群を成し、沢山の実を付けていました。
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ノイバラ野薔薇
バラ科バラ属
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ノブドウ野葡萄
ブドウ科ブドウ属
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イシミカワ石実皮
タデ科タデ属
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ノブドウの実は紫色できれいですが、虫こぶ(虫が卵を産み付けた為に異物化した)の可能性有り。
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マルバチシャノキ
ムラサキ科チシャノキ属
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トウネズミモチ唐鼠黐
モクセイ科イボタノキ属
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ナンキンハゼ南京黄櫨
トウダイグサ科シラキ属
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アケビ木開
アケビ科アケビ属
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ユリ類
ユリ科ユリ属
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ホソバヒメミソハギ細葉姫禊萩
ミソハギ科ヒメミソハギ属
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ナワシログミ苗代茱萸
グミ科グミ属
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キダチコンギク木立紺菊
キク科シオン属
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ノコンギク野紺菊 キク科シオン属
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シロノセンダングサ白栴檀草 キク科センダングサ属
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シロバナサクラタデ白花桜蓼
タデ科タデ属
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ホソバアキノノゲシ細葉秋の野罌粟 キク科アキノノゲシ属
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行く人と見送る?アオサギのツーショット。共に見慣れた姿なのでしょうか。
三河港大橋の下から、緑が浜の田原臨海風力発電所の風車が見える。完成予定は来年度。全部で11基予定されているとか。