2004.9.9(木)
蕎麦畑と野草群
音羽町から額田町へ、下山村と作手村

額田町中金 額田町千万町
<蕎麦畑の風景4点>
千万町ではセグロセキレイが蕎麦畑を出たり入ったりしていました。
作手村では、倒れた稲穂の上にキジバトやらスズメが群がっていましたし、蕎麦畑の上をカワラヒワが飛んでゆくのを見ました。
額田町野外教育センター付近 黄金色の稲田と蕎麦畑 作手村善夫

ここのところ急に秋めいて、何か咲いていそうと、いつもの道を駆け抜けました。頭を垂れた稲田と真っ白な花の
咲く蕎麦畑、立ち木に絡みつくクズに、道脇に群生するゲンノショウコ・キンミズヒキそしてツルボにソバナ。少しそれると、
ツリフネソウにヒヨドリバナが咲き、シシウドが特徴のある姿を現し、ススキが草原で揺れていました。風でゆらゆら揺れる
蕎麦の花から何気なく後に視線を向けると、小さな空き地が野草の宝庫になっていたりと、思わずニンマリの一日でした。
下山村は三河湖沿いの細い道(363号線)を 作手村方面に向ってくねくね行くと、薄暗いところに突如車が多数
駐車していて人がいる場所があります。ここは何時通っても、湧き水を汲もうとタンクを並べて順番待ちする人が年中絶え
ない所です。いつかは写真をと思っているのですが、停める場所もなく、いつものようにそのまま素通りしてしまいました。

マアザミ(キセルアザミ煙管薊)
キク科アザミ属
ツリフネソウ釣船草
ツリフネソウ科ツリフネソウ属
ツルボ蔓穂
ユリ科ツルボ属
額田野外教育センター付近、下山・和合にて
ヒヨドリバナ鵯花
キク科フジバカマ属
ワレモコウ吾木香
バラ科ワレモコウ属
ホソバアキノノゲシ細葉秋の野罌粟
キク科アキノノゲシ属
額田野外教育センター付近、額田・乙女川にて
ツリガネニンジン釣鐘人参
キキョウ科ツリガネニンジン属
ヒガンバナ彼岸花(マンジュシャゲ曼珠沙華)
ヒガンバナ科ヒガンバナ属
ヒメジソ姫紫蘇
シソ科イヌコウジュ属
額田野外教育センター付近、額田・中金、下山・三河湖にて
キンミズヒキ金水引
バラ科キンミズヒキ属
アキノタムラソウ秋の田村草
シソ科アキギリ属
キツネノマゴ狐の孫
キツネノマゴ科キツネノマゴ属
額田野外教育センター付近にて
アキノウナギツカミ秋の鰻攫
タデ科タデ属
アカバナ赤花
アカバナ科アカバナ属
ゲンノショウコ現の証拠
フウロソウ科フウロソウ属
額田野外教育センター付近にて
クズが至る所で見られます。地面を覆い尽くし、電柱を這い登り、木を伝って道路際に垂れ下がる。その傍若無人さは目に余るほど。
大きな葉っぱがあたりを覆い、よい香りがしたら、間違いなくどこかに赤紫色のクズの花が咲いていますよ。秋の七草のひとつ。
クズ葛 マメ科クズ属  音羽332号線にて