小境西池 カキツバタ自生地
刈谷市井ヶ谷町小堤
こづつみ西1
1号線岡崎方面より安城を過ぎ、「逢妻町」交差点を右折して54号線(豊田知立線)へ。
「洲源公園西口」交差点を右折。後は指示どおり。洲原公園の駐車場に車を置いて、歩くこと十数分。 


2002.5.16(木)

京都・大田ノ沢、鳥取県岩美町・唐川と並ぶ日本三大カキツバタ自生地。
小堤西池は、もともと水田潅漑用の池で、カキツバタの他にヨシやマコモなど
が繁茂しています。特にアンペライ(ネビキグサ)は放置しておくとカキツバタを
覆い隠してしまうほどです。その為、「小堤西池のカキツバタを守る会」は、毎
年、真夏の炎天下に、草刈り作業等を行ってカキツバ タを守り続けています。
国の天然記念物。刈谷市最北部に位置し、20.330uの広さを持ちます。
 
青々と茂った葉陰より、ほっそりとした青紫の花をつんと出して咲いていました。
お隣の知立市無量寿寺のカキツバタの、手を加えた美しさとはまた違った、凛
とした強さをも感じさせてくれます。遠くに工場地帯を控え、航空機が轟音を響
かせて横切って行きます。丘陵と田畑に囲まれたこの稀有な環境は、皆で守ら
なくてはならない大事な群落地です。湿原地帯とマムシは縁があるようです。い
たる所に、「マムシに注意」の立て札があって、思わず足元を見てしまいます。