2006.4.28(金)
木陰のチゴユリ群
豊田市京ヶ峰・豊田市自然観察の森

展望台から「カワセミの小屋」へ下ってゆく観察路沿いに。
 高さ15〜30cmほど。陽が射さない為か、向きはばらばらです。
 チゴユリ稚児百合 ユリ科チゴユリ属

チゴユリの群生を見るべく、予定としては来春だったけれど、ゴールデンウィーク直前に行って来ました。駐車場からネイチャー
センターへ登る観察路で、がさごそと木々の間を歩き回るシロハラを見っけ。人を見てもあまり動じない様子にこちらがびっくり。さらに
見上げた樹上にエナガも発見。コゲラやオオルリらしき鳴き声がするけれど、姿を見ることはかなわず。上ばっかり見上げて歩いている
と、木の根っこにつまずいてこけそうになるので、鳥探索はひとまず休止して登り続けます。センター周辺では、ホウチャクソウが薄黄
緑色の花をつけ、ヤブレガサが名前の由来となった葉を展開中です。気分良く期待度も高く、展望台を経由して、トンボの湿地へと観
察路を下り続けると、両側にチラホラとチゴユリが見えてきました。もう見頃は過ぎたけれど、それでも奥の方までずっと咲いているのは
圧巻です。派手さはないけれど、木々の陰に溶け込んで、2万株以上の静かな群生です。木々に囲まれた観察路を抜けると、そこは
一転、明るく開けたトンボの湿地です。ペアになったイトトンボがアゼスゲにとまり、モンキチョウやモンシロチョウが奥のレンゲ畑を飛び
回り、ムクドリがなにやら啄ばみながら歩いています。オモダカが咲く浅池で、オタマジャクシが人影に驚いて泥煙を巻き上げました。

コバノガマズミ小葉のガマズミ
スイカズラ科ガマズミ属
オオジシバリ大地縛り
キク科ニガナ属
オモダカ面高
オモダカ科オモダカ属

ミツバツチグリ三葉土栗
バラ科キジロムシロ属
ゲンゲ蓮華
マメ科ゲンゲ属
ハハコグサ母子草
キク科ハハコグサ属

ホウチャクソウ宝鐸草
ユリ科チゴユリ属
サルトリイバラ猿捕茨
ユリ科シオデ属
ヤブレガサ破れ傘(葉)
キク科ヤブレガサ属



ヒヨドリ シロハラ エナガ



 ホソミオツネントンボ? 子カマキリ

ニホントカゲ シオヤトンボ ツバメシジミ