カタクリの花

山中か丘陵の斜面に生息するユリ科カタクリ属の植物です。3月下旬から4月上旬が 見頃。
やや湿った所に群生し、鱗茎は長さ5〜6cmの筒状楕円形で、地中に深くもぐっています。葉は
花茎の下部に2個つき長楕円形。葉の表面には暗紫色の斑点。紅紫色の花びらは、気温の上
昇とともに10時頃より開き始めて、最後は強く反り返ります。また夕方には傘のように閉じ、曇り
や雨の日は、きれいには咲きません。雄しべは6個、基部近くには腺体があり、その上部に濃紫
色のW字の斑紋があります。発芽後、花が咲くまで7年という長い年月を要したカタクリの花も、
一週間で終わってしまいます。花後は二ヶ月位で枯れ、来早春まで再び長い眠りに入ります。


2002.3.18(月)
豊橋市石巻西川町城山(カタクリ山)
  
今年も、“イチリンソウ”と“ヒロハノアマナ”が咲いていました。
そして模様がくっきりと美しいカタクリの花!これからが見頃です。




2002.3.19(火)
加茂郡足助町足助 飯盛山
  
昨年は見ることが出来なかったニリンソウが咲いていました。花の横に二輪目の花の蕾が見えます。
真中はキクザキイチゲです。3ヶ所で白いカタクリを見かけました。週末には見頃を迎えます。

今年は1週間ほど早めにきた為か、昨年ほどのすごい人並みは見られませんでした。