2003.5.28(水)
ユキノシタがいっぱい!足助・香積寺
東加茂郡足助町香嵐渓・飯盛山香積寺
はんせいざんこうじゃくじ
 
香積寺は1427年に開かれた曹洞宗の禅寺です。
飯盛山南側中腹に位置し、参道・境内等に4000本の楓があると言われます。

カタクリや桜の花の時期も過ぎ、シャガの花も終わってしまいましたが、フタリシズカならひょっとして
咲いているかも・・と出かけてみました。カタクリの群生地は笹にびっしりと覆われて、見頃時の面影は
まったくありません。また、艶々したシャガの葉っぱがびっしりと埋め尽くし、さぞかし見事だったろうと思
われます。飯盛山を登り初めて、あちこちにホウチャクソウの特徴ある姿が見られました。良く見ると、実
が出来かかっています。さらに行くと、終わりかかったナルコユリを二株見つけました。今年はもうダメと
あきらめていた花でしたので、ひとりでに顔がほころんでしまいます。必死にめいっぱい手を伸ばして、
カメラに収めました。ヤッタ!小さくガッツ・ポーズも出ようというものです。そしてその手前に、目指すフ
タリシズカが、何と、ありました。「?、クタッとなってる。」と思いましたが、残念、花後の種が出来かかっ
た状態でした。そうかそうか、来年は是非撮ってやりましょうと、記憶に刻みました。これ以上登っても
何も無いような気がしたので、降りてお寺のほうに行って見ることにしました。沢山の楓に驚きつつ進む
と、参道脇に群生するユキノシタに出会ったのです。シャガの葉っぱに雑じって、独特の花形が風に
揺れていました。石垣下の薄日の射す程度の斜面です。植えられたものが増えたのか、もともと自生し
ていたものか・・。ともあれ、どうしてこんな風になるのかと、自然の造形には考えさせられる花形です。


 
ユキノシタ  ユキノシタ科ユキノシタ属 別名ミミダレグサ 花弁は5枚で下2枚が長いのが特徴

コナスビ(子茄子)
サクラソウ科オカトラノオ属
ナルコユリ(鳴子百合)
ユリ科アマドコロ属
フタリシズカ(二人静) 花後の種
センリョウ科チャラン属


足助に行く途中で見かけた花です。
ヤマハタザオ(山旗竿)
アブラナ科ハタザオ属
ツリバナ(吊花)
ニシキギ科ニシキギ属
タニウツギ(谷空木)
スイカズラ科タニウツギ属