2014.7.4(金)

立馬崎のハス田

田原市小中山町立馬崎(たつまざき)&山二新田(やまにしんでん)
 伊良湖岬から北東方面に10km程離れた三河湾側にあるハス田。近くに福江漁港があります。1週間ほど早かったかな。すでに11時を過ぎて
いて、花は閉じていました。花は、3日間開閉を繰り返して、4日目に散ります。開いている花は、このまま花弁が落ちる4日目の花です。背後には、
浜辺沿いに立つ渥美火力発電所の煙突と風力発電所の北の風車が望めます。立馬崎のハス田。白いガードレールは421号線。  ハス科ハス属






 60m程離れた山二新田の、より大きなハス田。遠目にも、開花はもう少し先のように見えます。東の視界が開けて、渥美半島の山々が一望出
来ました。左端に蔵王山、その隣が衣笠山。そこから右右右、ちょっとへこんで小さく見えるのが藤尾山。画面右半分の最初の高い山、ポカッと浮いた
白い雲の下にあるのが雨乞山です。見上げた空高く、鳶が10羽ほど、一瞬争っているのかなと思ったほど騒がしく、いつまでも旋回し続けていました。






開花3日目?雄蕊がしおれてる。ツマグロキンバエ?が閉じかかる
花に集まっていました。半閉じのまま最終日の4日目を迎えます。
閉じる直前の、開花1日目か2日目の花。花托からぽこぽこと飛び
出た雌蕊が可愛いい!周りを囲むように並ぶ白い粒状が雄蕊です。






 ハス田の片隅にホテイアオイ群を見つけました。ハス葉を飲み込んでじりじりと勢力圏を延ばしているようです。綺麗な花ですが、びっしり
覆った葉っぱの下は光も届かず、生物も絶える低酸素状態になってしまうそうです。    別名ウォーターヒヤシンス ミズアオイ科ホテイアオイ属






 ハス田の横道で交尾中のアオモンイトトンボ。無防備のような気もしますが、微動だにしないので、以外に盲点なのかもしれません。上が雄。






シオカラトンボ雄 シオカラトンボ雌

ショウジョウトンボ雌 アジアイトトンボ雄 アジアイトトンボ未熟雌

ウスイロササキリ ショウリョウバッタ茶色幼虫 ショウリョウバッタ緑色幼虫

カマキリ幼虫 スギハラクモバチ フタモンアシナガバチ

オニグモ ナガコガネグモ コガネグモ

飛行するアオサギ 隠れようとするモクズガニ






 林の縁を飛び回るジャコウアゲハ。よくよく見たら、オオウマノスズクサの蔓葉があちこちに。産卵しても、みんな刈られてしまいそうですが・・・。






<立馬崎の浜辺へ降りて見た>
マツバギクに頭を突っ込むウラナミシジミ ハキリバチ類 コウベキヌゲハキリバチ?

砂地に降り立った片足も何のその、ツチイナゴ じっと動かず我慢なヒナバッタ幼虫






ぼつぼつ咲きだしたハマゴウ浜栲
クマツヅラ科ハマゴウ属
浜辺で野生化し群生するマツバギク松葉菊
ハマミズナ科マツバギク属






 だだっ広い砂浜に、一株だけポツンと咲くハマユウ。左に白く四角い立馬崎灯台。右端に風力発電所の北の風車2基。ヒガンバナ科ハマオモト属






三河湾に浮かぶ知多半島・南知多町の島々と、「ン?」という感じでリゾートマンション「チッタ・ナポリ」のタワーが眼に飛び込んできました。左に
ぽつんと野島。そして篠島・中手島。そして築見島、ナポリタワー、右端が日間賀島です。手前に広がるオレンジ色は、アメリカネナシカズラです。






 渥美火力発電所の煙突と風力発電所の5基の風車です。その右は伊勢湾、三重県鳥羽市の山々が。風車に近い三角の山は、神島の灯明
山171m。さらに右へ。霞んでいますが、奥に青峰山(336m 鳥羽市と伊勢市にまたがる)、そして右端に大山(236m 鳥羽市・菅島)が見えます。