2010.8.18(水)

百間滝に行ったら

新城市七郷一色
暑くって、やっぱり滝!一番近い「牛の滝」へ涼みに行ったら、何と、「倒木等で立入り禁止」とあって唖然。こうなれば何が何
でも滝に行くのだ、と大島ダムを見がてら、朝霧湖回りで百間滝へ進路変更。ところが、人の考えることは皆同じ。大抵は数人位しか逢
わない筈の滝に人がいっぱい。停められそうなところはすべて車、車、車。なんじゃいこれはと、自分のことを棚に上げて憤慨。さらに驚
いたことに、滝へ降りて行く途中で滝壺が見える。木が切られている。暫く来なかった2年半の間に何があった?嵐で木が倒れたから?

滝の天辺を見てから、こうして木々の間から見え隠れする滝を眺めながら、横を下って行く筈が、先に滝壺が見えちゃったあ。
あちこちで、薄紫のタマアジサイが咲いています。轟々響き渡る音に混じって、人の笑い声や甲高に話す声が聞こえます。静寂を破る
怒涛のごとく落ちる滝だったのに。極めつけは帰りの登りで、嬉しそうにタッタカ降りてくる、ドーベルマンとミニチュアピンシャーに遭遇
したこと。あまり足場の良くない所に、大型犬まで来たか。マイナーだった滝が、観光名所と化したのを 目の当たりに見たわけです。

人が多いのは、どうやら、近年のパワースポット・ブームの影響か。マイナスイオンを浴び気を浴び、車道の湧き水を飲めば、心
身共に爽快になると!入れ替わり立ち代り、人が訪れるので、必然的に人のいない下へ下へ移動。少しだけ静かになった休息所を 
下から見上げて見た光景。パワーとマイナスイオンを全身に受けて、静に滝に向かう姿に少し感動して、シャッターを切ってしまった。

 滝から、さらに流れる夏明川を眺めていたら、ぽつんぽつんと咲くイワタバコに気が付きました。ここよりさらに南西にある、
下吉田の「阿寺の七滝」の大群生とは比べ物にならない位ささやかで、もう終わりかかっていましたが、まぎれもないイワタバコです。

左、滝頭から中程まで。右、上部分から滝壺まで。落差120mとの説明があるが、観光案内などを見ると、43mとなっている。それでも、愛知県最大の滝です。
マイナスイオンもいっぱい浴びた。イワタバコも見た。写真も撮った。いつになく歩き回って、汗びっしょりで疲れた。でも満足度100%。さあて、帰るとしようか。






クサギ臭木
クマツヅラ科クサギ属
タマアジサイ玉紫陽花
ユキノシタ科 アジサイ属
ヒヨドリバナ鵯花
キク科ヒヨドリバナ属

オトコエシ男郎花
オミナエシ科オミナエシ属
オオダイコンソウ大大根草
バラ科ダイコンソウ属
アキノタムラソウ秋の田村草
シソ科アキギリ属

ミヤマフユイチゴ深山冬苺
バラ科キイチゴ属
シロバナイナモリソウ白花稲森草
アカネ科イナモリソウ属
ミズヒキ水引
タデ科ミズヒキ属






そういえば、鳥の声が聞こえなかった。セミは遠くで鳴いていたような。そんな中、崖を這い登るトカゲの姿が。木漏れ日のスポットライトを浴びて。