2011.9.8(木)
蕎麦畑と富士山と
山梨県北杜市長坂町小荒間
八ヶ岳と富士山と南アルプスに囲まれた、蕎麦畑を見ようと北杜市にやって参りましたが、蕎麦の花の大半は終わり。さらに台風
12号の影響で、苗が倒れていました。JR小海線へ向かって南北に走る富士見坂(608号線)の、その西側にあたる小泉小学校前の
小道を北へ登った斜面一帯が目指す蕎麦畑です。何とか駐車スペースを見つけ、歩き回ること約一時間。南東の蕎麦畑の向こうに
富士山(3776)を入れて、小道にしゃがんで撮った念願の一枚です。左端は、金ヶ岳(1763)と茅ヶ岳(1704)。二つが重なった山容
が八ヶ岳に似ているとのことで、「にせ八つ」という名前を頂戴しています。富士山のすぐ右横が雨ヶ岳・毛無山。右端は千頭星山。
富士山から視線を右に移すと、南西に連なる南アルプスが。左より薬師三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)・北岳・甲斐駒ヶ岳
・烏帽子ヶ岳・鋸岳・編笠山。左端は千頭星山、右端は雨乞岳。冬に、この場所に立ったら、すばらしい光景が見られそうです。
北に聳える八ヶ岳。左は編笠山、右は権現岳へ尾根続きとなる三ツ頭。小さく三角形が連なる一番高い山が権現岳。赤岳や
阿弥陀岳は権現岳の後ろ側で見えず。小荒間の斜面(標高969mほど)から見ると、ぽっかり空に浮かぶ独立峰のように見えました。
終わりかけて実が付き始めていた蕎麦畑の斜面を離れ、車であちこち移動しながら、これから咲こうという蕎麦の花を ようやく
富士見坂脇で発見。道脇に車を停めて、車や人を気にしながら、飛び回るトンボ類は見ないことにして、風が一瞬止まる時を狙ってパ
チリ。よっしゃあ、と満足して家に帰ってからモニターを見たら、期待はずれの、なんじゃこれはという画像でしたが。 タデ科ソバ属
ピタリと止まって微動だにしないミヤマアカネ雌。色付きの影付き。その時は気が付かず、モニターを見て実はちょっとびっくりした。
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ホソバアキノノゲシ細葉秋の野芥子
キク科アキノノゲシ属 |
ゲンノショウコ現の証拠 フウロソウ科フウロソウ属 |
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ツユクサ露草 ツユクサ科ツユクサ属 |
コナギ小菜葱 ミズアオイ科ミズアオイ属 |
空と雲と八ヶ岳とコスモスと。歩き回っていて、道端にコスモスを見っけ。風で花がみんな裏返っていますが、良しとしました。
帰りに寄った諏訪SAで。左端は諏訪富士と呼ばれる蓼科山。画面右半分に八ヶ岳連峰がぎゅっと凝縮して連なる。天狗岳・
峰ノ松目・硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳・権現岳・西岳・編笠山。雄大な空の雲と霞む山並み。空だけ見ていると、暑さを忘れる!
北岳の真上辺り、雲の中が青く抜ける消滅飛行機雲を発見。薄い雲の中を飛行機が通過した時、翼によってかく乱されて、
雲がそこだけ消えてしまう現象です。雲間から空が覗いて青い筋が走っているように見えます。もうすっかり秋空です。空が高〜いな。