2016.12.2(金)
タンジェントアークだ
豊川市
朝は、雲ひとつ無く晴れでいました。暖かな一日で、地上付近は白っぽく霞んでいました。しかし、午後になると一変して、雲が出てきました。
夕方。わあ眩しい! でも、何か空が面白いことになってるなあ、と雲の写真を撮りまくっていました。太陽高度が下がるにつれて、雲も変化します。
そして、力強く光を放ち、陽が沈んで行きます。この時点でも、太陽の上方に、虹のようなものが微かに見える様な見えないような・・・。 4:18
そして、眩しさから解放され、ようやく空をちゃんと眺められるようになると、太陽の上方や左上(内暈の一部?)にやっぱり何か色がある。 16:22
そうだ、やっぱり、これは上部タンジェントアークですね。上端接弧とも。初めて遭遇しました。薄いですが、綺麗に出現していました。 16:22
タンジェントアークは、太陽の周囲に出来る内暈に接する形で上下に現れます。幻日(左右に)と同じく、氷の結晶が太陽の光を屈折させ
て出来る気象光学現象で、太陽高度が30度以下の時に見られます。朝夕の太陽が低い時、内暈が見られなくとも、巻雲が出ていればチャンス。
感動的な夕暮れでした。今回は下に凸の形でしたが、高度によって形は変ります。徐々に薄れて行き、数分後には見えなくなりました。 16:23
ひょっとして幻日も出ていたのではと思い、少し前の時間の画像を探したら、ありました。眩しさもあって、気が付かなかった左幻日です。 15:59