2008.3.5(水)

座禅草と南アルプス

長野県下伊那郡阿智村伍和原の平
原の平地区の座禅草群生地。杉林の中に木道が設けられています。駐車場からは壮大な南アルプスが望めます。私有地。

 木道からこちらを向いて咲いていた座禅草です。これが撮れただけでも幸運でした。次に行くことがあれば、雪無しでもいいなあ。
  雪にポッカリ穴を開けて咲く座禅草を見たくて、少なくとも10日は早いと思ったものの、絶対咲いているものもある筈と決め込んで出かけました。あわよくば福寿草も。出かけた先は、阿智村伍和(ごか)原の平地区。バリバリに凍った状態の雪に覆われた杉林の中に群生地はありました。ほとんど蕾の状態でしたが、やはり咲いている株がありました。滑る木道で足を踏ん張って、何とか撮影することが出来てホント良かった!
  さらに次の群生地、寺尾地区に向かいましたが、駐車場と指定してある神社周辺は積もった雪で入れません。しかたなく引き返して十字路近くに車を置いて、横道に入ってまず福寿草を探すと、数株が斜面に咲いていました。上からつんのめるようにして撮影。果樹園に下りる斜面は、冷たい風も当たらず陽だまりのようになっていたので、福寿草も咲いたようです。輝くような黄色い花が、雪残る里にも春の訪れを伝えてくれます。そして座禅草を求めて横道を戻り、十字路を過ぎって次の群生地へと道を登って行くと、案内表示がありましたが、除雪されて端に寄せられたばりばりに凍った雪が降り口を塞いでいました。積み重なった雪を跨いで降りることも出来なくはないけれど、林下に続く足跡も固く凍っていて、間違いなく滑って転びそうだと分かったので諦めました。
  いつも早め早めに出かけて咲初めを写真に撮っていましたが、それも場所によると思い知らされたのが、今回の座禅草でした。
寺尾地区の福寿草です。 陽だまりの中で咲いていました。




原の平地区の駐車場から望む白く輝く南アルプス群。左から仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・塩見岳(霞んで見づらい)・赤石岳・聖岳等。

仙丈ヶ岳3033m・北岳3193m・間ノ岳3189m

間ノ岳・濃鳥岳3025m・ 塩見岳(霞んでる)3052m・前茶臼山(冠雪なし)2331m

悪沢岳3141m・赤石岳3120m・前聖岳3013m