2009.8.3(月)

ヒグラシの林を抜けて

岡崎市地金町 北山湿地
 東海地方も、ようやく梅雨が明けたようです。降り続いた雨の影響もあって、湿地までの道は、いたる所ぬかるんでいます。
降り注ぐ雨のごとく、ヒグラシ(初めて体験した物凄い数!)のうねりを伴った鳴き声の中、足元に気をつけながら林を抜けて、最後の
A湿地にたどり着くと、ぽっかりと天井が抜け、青空と雲と太陽が一度に姿を現しました。鳴り響くのはアブラゼミ。鳥の声は聞こえま
せん。リョウブの花はお終い。今白い花を咲かせているのは、ノリウツギです。湿原の縁で、静かにそして華やかに咲いていました。

 ミカヅキグサの咲く湿原には、黄色いミミカキグサや薄紫のムラサキミミカキグサも咲いていました。トウカイモウセンゴケの花は
すでに終わったようです。そして、ついに視界の端に捉えた赤いもの。ハッチョウトンボです。小さな小さな2cmしかないトンボです。

悠然と湿原にいたオオシオカラトンボ。羽に触れても動じない! やなが沢池で縄張り争いの真っ只中、シオカラトンボ。

やなが沢池で縄張り争いの真っ只中、コシアキトンボ。 湿原入り口付近の林陰にいたモノサシトンボ。しきりに位置を変える。

偶然にも目の前の小枝に飛んできたアブラゼミ。 目が慣れたら、いるわいるわ、あちこちにヒグラシ。

ニイニイゼミ ニイニイゼミの抜殻 アブラゼミの抜殻

クロヒカゲ サトキマダラヒカゲ カナヘビ






ヒナノシャクジョウ雛の錫杖
ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属
ヌマトラノオ沼虎尾
サクラソウ科オカトラノオ属
キンミズヒキ金水引
バラ科キンミズヒキ属

実コバノガマズミ小葉莢迷
スイカズラ科ガマズミ属
実クロミノニシゴリ黒実の錦織
ハイノキ科ハイノキ属
実ネジキ捩木
ツツジ科ネジキ属

実シキミ樒
シキミ科シキミ属
実ウスノキ臼の木
ツツジ科スノキ属
実ササユリ笹百合
ユリ科ユリ属

実ナンカイイワカガミ南海岩鏡
イワウメ科イワカガミ属
ベニイグチ
オニイグチ科ベニイグチ属
ベニウスタケ
アンズタケ科アンズタケ属

クサハツモドキ
ベニタケ科ベニタケ属
アンズタケ
アンズタケ科アンズタケ属
モミジタケ
イボタケ科イボタケ属