2007.7.5(木)
千枚田 ど真ん中で
新城市四谷 四谷千枚田
梅雨の真っ只中、曇り空でも十分じゃないかと思っていたら、鞍掛山の上空に青空が見えました。
ひたすら登って途中から振り返って見たら、下から見上げるのとは一味違う、何とも涼しげな青々とした風景が広がっていました。
降るような降らないような、はっきりしない曇り日が続く梅雨ですが、降ったっていいじゃないか雨中の千枚田もいいもんだ、とばかりに思い切って出かけることに。車から降りた途端に、ホオジロの鳴き声が耳に飛び込んできました。見れば、電線にヒヨドリとホオジロが止まっています。棚田の中央を走る道を上へ上へと進むうちに、上側の畑から、カワラヒワは飛び出すホオジロも飛び出すけれど、あっという間に木々の中に突っ込んでしまいます。何気なく覗き込んだ水田脇にじっとしているヤマカガシを発見。何をしているのかと身を乗り出したら、大急ぎで石垣の中に逃げ込んでしまいました。今日は動くものに縁がありません。
お昼時ということもあってか、働いている人の姿は見えません。歩いているのは、お弁当を持って千枚田を見に来ている人たちだけでした。一汗も二汗もかいて登ってきた道が行き止まりになったので、これ以上長居せずに戻ることにしました。爽やかな空気の中を気持ちよく歩くことが出来ました。
だいぶ登ったと息を切らしながら見上げても、さらなる田畑が上へ上へと開けています。スゴイなあ!
明治37年の大雨による土石流で、多くの犠牲者を出し、家屋田畑が失われています。その災害を乗り越え、現在の棚田があります。
長さも大きさもみな違う田畑が、現在850枚程。一部、連谷小学校の児童田があったり、田植え&稲作体験による水田もあるそうです。
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ヤマカガシ |
クルマバッタモドキ雌雄(小さいほうが雄) |
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トラマルハナバチ |
ヨスジノメイガ幼虫 |
ナガコガネグモ幼体 |
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ヤブカンゾウ薮萓草 ユリ科ワスレグサ属 |
ノアザミ野薊
キク科アザミ属 |
ホタルブクロ蛍袋
キキョウ科ホタルブクロ属 |
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クサノオウ瘡の王 ケシ科クサノオウ属 |
オオバジャノヒゲ大葉蛇の髭 ユリ科ジャノヒゲ属 |
アキノタムラソウ秋の田村草
シソ科アキギリ属 |
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コマツナギ駒繋ぎ マメ科コマツナギ属 |
ノボロギク野襤褸菊 キク科キオン属 |
ネジバナ捩花 (別名 捩摺もじずり) ラン科ネジバナ属 |
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群生していたハルジオン春紫苑 キク科ムカシヨモギ属 |
斜面一面に群生していたユキノシタ雪の下
ユキノシタ科ユキノシタ属 |
