2007.7.9(月)

丘陵地のそば畑

長野県下伊那郡下條村睦沢 中原地区
見晴らしも良く、アルプスの眺望とともに壮大な景色が楽しめる・・筈が、残念ながら霞んでました。梅雨の晴れ間ですから。

電線でビ〜ンと鳴くカワラヒワを横目に、しゃがんで見たら、後ろは山・山・山。一体ここは何処なんでしょう?の世界です。
  豊川・新城と151号線をひたすら走って、愛知県から長野県へ入り、阿南町の山越えの後、ようやく下條村に辿り着きました。約2時間半。下條村役場で観光パンフレットを貰い、畑の位置を確認。まずは腹ごしらえと、「道の駅信濃路下條」にて、名産の辛み大根で「みぞれ蕎麦(ネギが大根おろしに代わったもの)」を頂きました。それにしても、パンフレット以外では、そば畑が見られますよという気配がまったくなく、プランターでも花壇造りでも何でも、そばの花が役場や道の駅にあれば、観光的には効果有りだったのでは?なんて、チラリと思ったり。
  見渡す限り、一面のそば畑。遠くに青々とした段々の水田が見えます。その向こうは山々が連なって、しかし、白く霞んだまま。大型のシロチョウが飛び回り、キアゲハが舞い続けて、せめて一瞬でも静止してくれたらとの願いも空しく、広いそば畑を遠くへ遠くへ去ってしまいます。歩く足元からバッタやらカエルやら、小さな生き物が飛び出して、あっという間に消え去る早さには、お手上げでした。
夏そばは「しなの夏そば」という品種。ヒョウモンチョウの仲間が飛んでいると思ったのですが、チラリ写っている蝶はまるで別物に見えます。

風景だ花だ虫だと追いかけていて、帰りがけにようやく、蕎麦の花そのものの写真を撮っていないことに気が付きましたね、蕎麦畑のど真ん中で。
蕎麦 タデ科ソバ属




道路脇の側溝を走るワシグモの仲間メキリグモ ナガコガネグモ幼体 獲物(ショウリョウバッタ幼虫?)付き

葉の中に潜み獲物を狙うアマガエル 近くをうろついても微動だにしないアキアカネ雄未成熟体

揺れる花の上で足を踏ん張ってキボシアシナガバチ? 忙しそうに花から花へ飛び回るミツバチ

草の下に潜って隠れようとクルマバッタモドキ ウツボグサの横で見ていたササキリ幼虫

眼の模様が何ともいえないツマグロキンバエ 小さな小さなマメヒラタアブ(キタヒメヒラタアブ)

クロヤマアリ? ホソハリカメムシ

アオハナムグリ ナナホシテントウ

ハスジカツオゾウムシ キチョウ ヒメウラナミジャノメ




電線でしきりに鳴くカワラヒワ(左)。胸をピンと張ったお隣さんはキセキレイ。





キバナノヤマオダマキ黄花の山苧環
キンポウゲ科オダマキ属
ヤマホタルブクロ山蛍袋
キキョウ科ホタルブクロ属
ゲンノショウコ現の証拠
フウロソウ科フロソウ属

ナワシロイチゴ苗代苺と
バラ科キイチゴ属
オカトラノオ丘虎尾
サクラソウ科オカトラノオ属
ウツボグサ靫草
シソ科ウツボグサ属

コマツナギ駒繋ぎ
マメ科コマツナギ属
ヘクソカズラ屁糞葛
アカネ科ヘクソカズラ属
ムラサキシキブ紫式部
クマツヅラ科ムラサキシキブ属

イヌガラシ犬芥子
アブラナ科イヌガラシ属
ノアザミ野薊
キク科アザミ属
キツネアザミ狐薊
キク科キツネアザミ属




< 帰路、カーブが続く県境付近の道脇で見つけたマタタビ >
葉マタタビ木天蓼 
マタタビ科マタタビ属
実ヤマグワ山桑
クワ科クワ属

キイロカミキリモドキ フキバッタ幼虫









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