2018.5.10(木)

久し振りに財賀寺へ

豊川市財賀町観音山3
 5年振りの財賀寺です。駐車場に車を止め、周辺の草むら探索から始めるのが定番です。それから、仁王門を潜って石段を登ります。






 近くの川沿いの草地で、ヤマサナエの立派な雄に遭遇。さらに、トンボらしき獲物を抱え込んでいたヤマサナエも撮ることが出来ました。






 この時、若い人からスマホの写真を見せられて、吃驚。何と梟の雛の写真です。そこの階段を登るとカメラマンに囲まれているよと。巣か
ら落ちて可哀そうにと思っていましたが、調べると、それは、梟の雛の巣立ちのようです。1ヶ月程、巣穴で暮らした雛は、ある時、自分でひょい
と飛び出ます。これが、いわゆる梟の巣立ちで、途中で、枝に引っかからずに下まで落下した場合も、近くの木を嘴と足爪で這い登るそうです。
後は、親が捕獲した蛙やら小鳥やらをせっせと運んで、育てるのだそうです。イタチがいるから(人も)、もっともっと上に移動して。頑張れ雛君!






 今回の目的は腐生植物のギンリョウソウ。花自体はもう終わり頃かな。透ける様な銀白色で、うつむき加減の花の柱頭は紫色をしています。






生き物を育む、参道脇の木陰を水飛沫上げて流れ下る清流は、とても涼しげです。蒸し暑さも吹き飛んでしまいます。音羽川水系白川。






アオイトトンボ コサナエ

トノサマガエル ヒメウラナミジャノメ ササグモ






林に立つスルガテンナンショウ。赤い実を付けているときは分かりませんが、仏炎苞の中の付属体がかぎ型にくびれているのが特徴です。