2012.10.9(火)

霧の高ボッチ高原

長野県塩尻市片丘・岡谷市今井
 10時、第二駐車場に着いたけれど、展望もなにも、どんどん下からガスが湧いてきて、何にも見えない。地上から見たら雲の中!






 塩尻市側の駐車場から高ボッチ山頂(1664.9m)を望む。霧は一時的なもの?なんて思っているうちに、こちらもみるまに白く
なってしまった。名前のボッチとは、アイヌ語で「巨大な」という意味があるそうで、日本各地に残る「ダイダラボッチ」伝説からくるとも。






ついに電波塔も霞んでゆく。高ボッチの天気予報は晴れだったのに。ということで、今回は霧の情景となりました。足元は見え
るので、少し歩き回って花探しでもしよう。そのうちに晴れるかも。それから、持ってきたサンドイッチを食べてコーヒーを飲んで・・・。






少し明るくなってきたので、高ボッチ山頂まで行くことに。400m程で歩いて10分位です。赤とんぼは張り付くようにみな静止中でし
た。遊歩道周辺はススキヶ原のようです。ちょうど画面中央の柵に赤とんぼ雌雄が並んでじっとしていました。湿っぽい時は飛ばない?






 山頂での眺め。相変らず雲に覆われていますが、諏訪湖は見えました。諏訪湖の御神渡りを見に行った時、湖の北西に雪を被
った平らな山があって、名前を調べると「車で行ける♪」高ボッチ山でした。冬から春にかけて道路は閉鎖されるので、夏以降にと考
えていました。10月にずれ込んでしまいましたが、天気予報が晴れとのことで、ルンルン気分でやって来て、上昇霧に出くわした次第
です。朝方、特に冷え込みましたから。濃霧の高ボッチもまた良しかな。とりあえず、微かに仙丈ケ岳が見えましたので、まっ、いいか。






ノハラアザミ野原薊
キク科アザミ属
ノコンギク野紺菊
キク科シオン属
コウゾリナ剃刀菜
キク科コウゾリナ属

ヤマハハコ山母子
キク科ヤマハハコ属
ナギナタコウジュ薙刀香需
シソ科ナギナタコウジュ属
ワレモコウ吾亦紅
バラ科ワレモコウ属






アキアカネ雄 アキアカネ雌

ヒメハラナガツチバチ? ホシクロトガリヒメバチ?雄 鹿の糞






帰り際に撮った写真。2時間前には真っ白だったけれど、松本盆地が見えるまでに回復。穂高連峰から剣岳、鹿島槍ヶ岳まで見える筈でした。
下り、観光バスの後ろに付く形になりましたが、スカイラインを登って来た車は、何台も、バックを余儀なくされました。登りより倍の時間がかかりました。